zatsu_ten6の日記

ペンシルベニア在外研究、滞在日記

肉も焼いてみた

スーパーでステーキ肉を7ドルくらいで売ってた。3枚入ってるパックだから、1枚2ドル強くらいだ。安いのは硬いかなあとか思ったが、試してみるのも面白いので買った。

よかった。

包丁ないから、筋切りとかできないし、どうかなあと思ったが、とりあえずアメリカらしいBBQソースも1ドル代で安かったので用意して、フライパンなんで中火から弱火に近い感じでじっくり焼いてみた。レアで食べるのは苦手なので、肉の分厚さにヤバイなと思いつつ、しかしプラスチックナイフで切ってみる。

おお〜、プラスチックナイフでも切れる。意外に柔らかいぞ。あるいはさすがアメリカのプラスチックナイフは肉切れないと顰蹙だから、ちゃんと切れるのか。

焼けてるじゃないですか! もう少し焼いてウェルダンよりのミディアムにしてバーベキューソースを。本来サラダのつもりで買ってきた野菜パックもかなり冷えていたので、フライパンに放り込んで炒めてしまう。

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ということで、ちょびっと筋とかありましたが、ノープロブレム!  まあ柔らかいです。うまい。 満足のステーキ体験できました! 

あと2回食べられる。

初料理??

高原のペンションと言えば、高原野菜をふんだんに使った朝食ですよね~。

 

ってなものをいきなりつくることはありませんが、せっかくキチネット付きで、すぐにWalmartがあるので、買ってきました。フライパン、ここの電熱コンロと家のIH両用のフライパン、取っ手の反対側にも持ち手がついている深めのパン。これならラーメンくらい茹でられますし、牛乳使えばどろどろのグラタン様のツナヘルパーとか作っちゃえます。

 

なのに、隣のGiant Foodでカット野菜を買い忘れ・・・、でも、大好物のフランクフルトがほぼ4か月食べられてなかったので(アムスのホテル朝食でも小さめのソーセージでした。それでも嬉しかったんですが)、「さすがに焼かないと食えないよなぁ」といつもスーパーで横目に見ながら無念に通り過ぎていたのを2パック割引なのをいいことに2パック(実質4パック)も買い込み、ほら。

 

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ということで、ドイツのホテルの朝ごはんみたいで、料理なんてものではないですが、これまでと違って、「あったかい」食べ物を自由にホームで食べられるのはいいですね!

 

次にはカット野菜も買ってきて(包丁、ナイフがないんで、これは9月に引っ越すまで買うつもりはない)、野菜炒めにするつもりです。

 

最低限の新たに買った調味料は、オリーブオイルとガーリックソルト、マスタード、それからもちろんマヨネーズw。これがあればわたしは十分。あと、チリソースはまだ健在ですから。ケチャップは当分ため込んだものが使えます。醤油もため込んだものが少々。

 

しかし、結局夜はレンチンのソールズベリステーキ(ハンバーグ)でした。ワイン飲みながらスパゲッティを茹でたりはしません。

避暑地の夢?

ということで、キチネット付きのところに入ったわけだが、2,3日いて思ったのは、こりゃあ貸しアパートだわという感じ。思えばこれがもともとベツレヘムでの滞在のあるべき姿だった、アパート借用というのに「雰囲気」だけは近い。「ベツレヘム内に住む」というのも広い意味ではついに達成されたということか。

 

「広い意味」といったのはここいら周辺、northamptonという名前がちらほら始まっており、地図で正式?にnorthamptonを出すともう少し北の地域なのだが、ベツレヘムで地域境界を出すとぎりぎり「外」なのだ。すぐにあるショッピングモールは「bethlehem square」なのだが。

 

それはそれとして、ベツレヘムを西側からずっと眺め、通りに習熟したのち、今度は東北側で二度味わえると思うと面白い。周辺ほとんど行った事のないショッピングモールや店だらけなので。昨日も大学に行くルートをちょっと曲がり損ねてちょびっと迂回するはめになったが、それもいろいろな通りの風景を眺められて面白い。

 

以前ここに書いた、「こんなところがあったのか」というベツレヘム東北側のすごい高級住宅地がずらーっと並んだ先のWalmartWalmartの記事のところです)のさらに先ってところですんで。

 

もう少し自己高揚で気分を上げれば、夏の間滞在する避暑地とも思える。なにしろここにじっとしていれば涼しいというか寒いくらいなのだ。決して外が涼しいわけではないが、なぜかというと、廊下、全館すごい冷房しているのだ。だから今も冷房を切っているが、特に夕方以降、午前中まで部屋の冷房はいらない。なんか廊下から冷えちゃうのだ。長袖のスウェット着ちゃうくらいです。それで窓から風景眺めると緑が濃く、森のようなので、軽井沢つま恋を錯覚させるというと大げさなのですが、うちはよく8月に長野県、富士見高原、原村に行くんですね。

 

それで、5月にサイトで見つけて予約とったときに、モールに歩いていけるなぁと車なしで引きこもる手もありと思ったわけですが、その近い歩きルートが・・・・「森の道」なんですね。

 

最初、車で通ったときは、「これ通行していいの!?」って思うようなところでしたが、昨日また通ると、「あれぇ、これ富士見高原の原村ペンションから農業大学校なんかの朝市に買い物行く道と同じ感じやん。」と思いまして、森を通り抜ける道。。少し周りに立つ個人住宅も見ようによってはペンション。すると、この週貸しする施設は、滞在型貸しペンションってことですね、みたいな。

 

という幻想は昨日の戻り道、気温が34℃で車入ったときには表示パネルに99(カ氏)と出ていて暑さにぐわーんと(東京連日そうなのでしょうが)しながら22号線を走っていて、いやいや全然避暑できていないし・・・と思ったのでした。

 

しかし、夕方遅め、一気に夕立が長時間、とたんに涼しくなっていくぶん避暑の夢はよみがえりました。「夏の避暑でひとりペンションでのんびりと執筆に携わる作家」になった錯覚をあえてもち、幸福度を上げて、論文を書こうかと・・・。一歩、34度の外に出れば夢破れるのですが。

 

あ~、原村行きたい!!

よかった!助かった!

ホテルです。ここから8月初旬まで3週間近くここにおります。

 

予約した時にはバタバタしてなんだか注意していなかったのか、どうだか、そうでもなかったのか、今朝改めてウェブサイトを見ておりますと、評判コメントがメタメタです!(汗) ほんっとひどい。

 

汚いとか、全然ルームサービスしないとか、シーツ交換しないとか、部屋に掃除に来ないとか、虫が出たとか、臭いとか・・。

 

もうビビりましたよ、キャンセルした方がいいか!と思ったくらい。でも、よいコメントもあり、清潔とか滞在には十分だったとか、きれいで気持ちよかったとか・・・。

 

で、恐る恐るですよ。来ました。

一度、どんなとこか、こっちのWalmartに来たついでに探したことがあったのですが、近所の8月後半にいるところはすぐ見つかったものの、うまく行きあたらなかったので、現場初めてです。ウェブでは立派なんですよね~。

 

で、立派でした。外観。今日、塗り替えてました(笑)。というか、比較的最近に外装リニューアルしたのかきれいです。

 

問題はなかですよね。評判が分かれてもいるので、なるべくいい部屋をあてがってもらおうと、フロントで超社交的に勢いつけてやってみました。幸い向こうはドラゴンボール大好きの日本びいきで、ノリのいい会話をなるべくこなし、「大きい部屋をあげるよ~」ということで、ちゃんといい部屋ゲットできました。広い~。そんな虫が出るほど不潔でもありません。ある程度、改装しているのでしょう。よくアメリカでは壁とか塗りますが、全くシミ、汚れがないので、比較的新しく壁を塗り替えたもようです。白とアイボリーの間、明るくていい感じです。しかも、天井に3つも白熱灯が!!画期的です。 仕事に最適。研究室と同じくらいには明るいです。コンセントもたくさんあるのがいいですね。ざっと見て14口あります。洗面にも枕元にも机のところにもあるから大丈夫ですね。

 

さて、悪評の原因のひとつはここが長期滞在型の施設らしいということですね。そもそも入口に「1週間350ドル」というのが売り物で看板出てます。一日50ドル。わたしはもちろんホテル予約サイトを通してさらにもっと安く入っています。でもこのままの値段でも9月からのニュージャージー、ウィーホーケンより安いです(笑)。

 

で、自分で特に用意することなく、バカンスで短期滞在しようとやってきたら・・。確かに評判の文句に「今まで経験した普通のホテルにあるサービスがここにはない」という驚きを持って迎えるでしょう。

 

フロントでの説明では、2週間掃除なし。欲するなら何ドルか払って要請。タオル交換などは自分で言えばいつでもOK。そして風呂を見るとシャンプーもありません。洗面所に石鹸がひとつあるだけ。

 

フフフ、得意ですよ! ボストンの例のホテルでちょ~慣れっこです。こちらはすでに3か月ベツレヘムに滞在しており、生活用具は揃っているのです。これがなくて、もし、3月にいきなりここからスタートしてたら絶望で泣いていたでしょう(笑)。 朝食もないし。

ただ、ここはキッチン、キチネット付きなのです。ひとつ期待はずれはよくあるキチネットのように料理道具がないこと。ゼロ。

皿とかフォークはもちろん、フライパンも鍋もやかんも何もありません。フロントで言ってみましたが、欲しければ買うしかないということ。ちょっとがっかりですが、この間までのAirbnbの続きだと思えば全然OK. 新しめの立派な大きいレンジとでかい冷蔵庫があるだけ、ずっとずっとよい環境です!

 

こんなこともあろうかと、本日研究室からコーヒーカップは持ってきました。今まで使っていたあのコーヒーメーカーをまた持ってきたらよいだけのこと。当座、アムステルダムで少し貯めこんだスティックコーヒー6本ありますし、紅茶も10パックくらいあります。というか元々買っていてまだ残っているティーパックはいっぱいあります。そしてお吸い物も。

 

早速、マグカップをレンジにかけてお湯をあっため、コーヒー淹れました。熱めにあっためれば、さっきWalmartで買ってきたカップヌードルも食べられます。完璧です。Walmartじゃ、安いフライパンありますから、やりたければフライパンと油さえ買えば(あと、塩、コショウですか・・・あ~、お土産にレイキャビクで買った岩塩ありますが、ここで開けると妻に怒られるでしょうね~)、野菜炒めとか作れます。まぁしないかも。気分次第で考えます。

 

シャンプー、リンスなんてそれこそ、この半月のヨーロッパ放浪でたっぷりホテルのが溜まっておりますし、石鹸しかりです。もう流しと風呂とに自分持ちの石鹸配置しました。タオルももちろん持っておりますから、冷蔵庫にぶら下げて、流しでの手拭きもOKです。小さいタオルをひとつ台ふき雑巾替わりに使うことにして、あとはたんす、物入れ、広いハンガースペース、仕事デスク、ソファ、くつろぐ方のリビングテーブルと揃っていますから文句なしです。わたしのライフスタイルには完全にうまくはまりました。一応虫よけは持って来ています。ベッド周りにはすでに撒きました。

 

テレビもちゃんとした液晶で多チャンネル映ります。OK。ネットもこうしてつながっています。お湯もちゃんと出ることを確認しました。

 

ハンガーは5本しかないですが、これまでドライクリーニングで貯めたものがありますので、不足は十分補えます。今すでにずらーっと8本かかっている状態です。午前中、コインランドリーで洗濯をしていたので、やや乾きの悪いものをぶら下げています、というか、ここも十分暑くなってきたので、すでにもう乾いています。安く洗濯したければまた自分でコインランドリーに持っていけばいいだけです。

 

WalmartのあるモールにはGiant Foodが入っていますが、さきほど買ってきたチーズとかチップスとか食べています。朝食がどうだったか覚えていないので(B&B的モーテルなら安いパン、コーヒーの朝食が利用できること多い、今日もそうだった)、買い控えましたが、朝食ないので、またヨーグルトやハム、チーズは増やすといいでしょう。冷蔵庫がありますから、ちょうど暑くてもなんでも買えます。Giant Food、Walmartがあるモールまでは車で4分。すぐそこです。

 

ということで、なんかはしゃいでおりますが、ネットでの評判がメタメタだったので、大丈夫だったことにずいぶんホッとして喜んでいるんですね。もともと新しいシーツなら2週間くらい私は平気ですし、タオルとか交換すれば、風呂とかは今までのように自分で掃除しますから、スポンジも持っているのでOK. 台所洗剤とかも持っています。もちろんプラスチックの皿やおわん、カトラリーは健在です。ゴミ捨ても自分でやるそうですが、面倒な部屋の掃除を今日は断るか入れるか、いちいち考えて用意しないでいい分むしろ気楽です。アムスでも7泊して掃除入れたのは中日の1回だけです。途中で洗濯して部屋干ししまくっていたので掃除を入れたくなかったんですね。掃除なんかいらないです、2~3週間なら。ボストンの例の宿よりも清潔だし、バスマットあるだけすぐれています。トイレの便座も壊れていないし(笑)。

 

ということで、半月のヨーロッパ放浪から放浪生活が終了し、ようやく落ち着けて仕事ができますよ。ホントにちゃんとするのか!? いや、もうやらないとヤバいでしょう。このかんに、執筆を3件も引き受けてしまいました。いずれも年度内締め切りです。海外にいても仕事は待ってくれません。求められるだけ幸いと思いましょう。

 

今日はもうドラマでも見て、寝よう・・・。

 

【ポークも】境界例食堂【うまい!】

冗談です。モールにある「ボーダーラインレストラン」です。なぜ、ボーダーラインかは知りません。前に記事で書いた洗濯のあとに、モーニングでステーキ食べた店です。それがよかったのでたまに行っています。

 

ヨーロッパ学会周遊から戻ってきて、今日はこのモールの比較的近所に居所しているので、昨日はチェックイン前の時間調整もあり、そこで昼食しました。夕方には前のところに預けておりましたトランクも無事いただいて参りました。

 

で、ポーク食べたのですよ。いや~この年にもなって今更ですけど、ポークもうまいですね! アメリカでポークをまともに食べたのは(3歳~5歳の記憶のない時期を除けば)本当に初めてかもしれません。

 

肉というと豚肉より牛肉を重宝がり、当然視する関西人としては、特に外で選択肢があると、つい豚肉より牛になっちゃいがちですよね。特に欧米、牛肉が安ければ、この値段で何が悲しくて豚肉に走らねば・・などとせこい心持が働いて、ステーキと言えばビーフ。でなければ値段がはっきり安いチキンとこうなるわけですね。サンドイッチでもチキンか、ツナか、ローストビーフですよね。そう、ポーク口にしません、メニューにあっても。

 

ところが、店内入口に立ててあったランチの看板に「grilled pork chop」とあってこれが安かった。それでたまにはポークもいいかなと。ビフテキはアムスで食べたしと。で、例のごとくサラダバーつきにしたかったので、結局メニューから「grilled smoked pork chop」二枚入りってやつにしました。12ドル。サラダバー付きで少し高くなりましたが、こんなもんです。

 

アメリカでポーク焼き初体験なもんで、どれだけ標準的なのかホント分かりませんが、出てきたのは超分厚いポーク。相当のとんかつの店でないと日本でもこれほど厚い豚肉の塊り食べないでしょう。いわゆる豚肉生姜焼きなんてのを思い浮かべると(2枚とかあったし)、なんか薄っぺらい肉の焼いたのを想像するじゃないですか。

 

ところが骨付きのどでかい肉切り落とし!!みたいな感じのがスモークされていて、ハム会社のお中元のハムステーキもどんだけってほどに立派な燻製豚肉切り落としデカ厚版みたいのでした。うまい!!

 

ポークがこんなにいけるとは! 知らなかったよ。日本じゃ、ちまちまと豚肉薄切りか細切れでしか食べていない食生活。新鮮なショックでした。アメリカの食いもん、しょうもないと言っているのは誰だ?

あまり偏見もって見ない方がいいのではないか。もっともこれヨーロッパにあるんだろうけど。でもスモークしたこの大判振る舞いっぽいテーストがやや西部開拓っぽいテーストも醸し出していて、西部的なウェスタンポークチョップ!って感じもあるかも。いや、BBQ味ではないですが、それもいけるだろうし。

 

これまで無視していてごめんなさい、ブタさん。

 

さぁ、前半期最後の宿へ移動するぞ!

アムステルダム

あ、その後の続きを書くのを忘れておりましたね、すみません。

 

先に書いたようにネット環境がいまひとつだったので、他のこといろいろに忙殺されておりました。

 

ホテルは同じ部屋をそのまま使えることができて、7泊できました。ネット以外は快適です。部屋も広いし、バスもよいし、ロケーション最高、トラムも(迷ったけど)実は目の前だし。どこにでもすぐ行けます。レンブラント広場もすぐそこで、リカー店もあってちょっとした買い物もできます。通りにはわたしの好きなファストフートに近い中華レストランも安価でありました。焼きそばがおいしかった。

 

アムステルダムで痛切に感じたのが、「自由」ですね。これは街の代名詞にもなっているし、その経緯はアムステルダム博物館に行くとよくわかります。フランス革命よりも100年前に王様を追い出して市民の街をつくった歴史(今は王様いますけど)。商業の街で商人が集まることで自由で開放的な雰囲気が形成され、それが強い規範となっていく。自由こそがアムステルダム、オランダという国を独立して成立させている原動力であり、ひとりひとりが生きていく権利を保障する道を捨てたとしたら、まさにそれはオランダが消え去る日でもあるということが地政学的にジンジン感じます。

 

だから、ゲイの街だとか、最近はオランダに行くことを揶揄する向きがあるのはまさに人権後進国日本でLGBTへの問題対応が全く未成熟な社会である証でもあるわけですね。アムステルダム博物館には同性婚についての展示も少し見られました。他ではほとんど見られないような展示ですね。

で、ドラッグの展示も。軽いものは目をつぶられていて、coffee shopとあるところはそれを販売しているところ。レンブラント広場にも堂々とでかでかと存在していました。

 

ヒッピーの首都だという展示もありましたが、まさに自由を満喫する、あるいは渇望するマイノリティの者にとっての寛容さを信念をもって体現する街であります。

 

だから夜中うるさいのも必然であり、仕方ない(笑)。ホテルからは、夜中2時でも4時でも若者のキャーっという(雌雄)たけびが!!

 

夜中に一回目覚めてなかなか寝付けなくなるときも一度ありましたが、あまり気にせず惰眠をむさぼっておりました!?

 

同じホテルにはMK氏などもおり、朝食をいっしょにさせてもらったり、アレックスさんと知り合いになり、共同研究することになったり、収穫も多かったアムス滞在でした。

 

もちろん実験で使う画像は撮りまくりで、画像呈示が20年来の実験手法ですが、今回神様(ゴッド)プライミングや死関連プライミングも仕込んでいるので、教会撮影には事欠きません。昔から絵画呈示などもしておりましたから、材料的にも鑑賞眼を培う上でも美術館訪問は大切です。

 

国立博物館ゴッホ美術館、市立近代美術館など訪れ、かなり堪能できました。予約をかけていなかったのでアンネの家に行けなかったのが残念でした。またいずれ家族ででも来たいと思います。以前家族でちょっと通り過ぎたときは電車で風車だけ見に行ったので、次は家族を街案内したいと思います。

 

表面的な体験かもしれませんし、夏のバカンス時期だけの訪問だからか分かりませんが、雰囲気的にアムステルダムは好きです。最高!

大失敗!

アムステルダムに滞在中は何やかやと忙しいのと、ネット環境がひどく悪かったので、こちらに書いてませんでした。

 

もともと、ヨーロッパで自力でネット環境を用意するつもりはなかったので、ホテルのWifi接続と学会会場のWifi接続が頼りでしたが、自分だけそうか分かりませんが、ECPの方はどうも会場の接続もいまひとつで、ホテルは一日、9.99ユーロ出せば速いインターネット24時間になるとの案内でパスワードももらったのですが、一旦無料Wifiの方でつなげると切ってもやり直しても削除してもこの無料に自動でつながり、有料の方に仕切りなおす方略が分からないまま、ただの方がいいか、まぁという気になって、不十分な環境に甘んじておりました。

 

会場のWifiのせいとは言い切りたくはないですが、どうも不思議なのはECP提供のアプリで当日やっているセッションをスケジュールから呼び出すといくつかの行がnull情報なしと出るのですね。必要な(だと思っていた)セッションの会場が出てこず分からないなんてことも。小さいパンフ状のものと合わせて使っていました。

 

どうもそもそもこのアプリを作成したものはこうした大会と縁がない方々がつくったらしく、わたしたち利用者のポイントを全く押さえていませんでした。

 

まず、タイトルが全部出ない。最初の頁で無駄に大きなフォントでタイトルの途中までが出て、次に的なクリックをすると全貌とアブストが出てくるという仕組み。

 

これがネットが早くてサクサク行けば、まだ問題ないのだろうが、遅くてしばらく待つ。これはダメ。やはり、タイトルは全体を見ないと、キーワードが後ろにあったり、どういう領域、範囲でのことかが分からない(最後の2wordでサンプルが病者である臨床的な研究であることが分かるとか)。

 

そして、アプリだけでなく、全体の学会支援業者のせいなのか、パンフ状のスケジュールは人の名前がない。もちろんコンテンツの方が大事とも言えるが、あの人の話を聞きたい、あの人のこれならいいや(笑)とかいろいろあるから、やはり特にKeyNoteなんてのは話者とタイトルセットで載せてほしい。

 

そして会場壁に貼ってあるのも小さい字だが、これまた人の名がない。そしてアプリのポスター検索はどうやら発表者で検索できない。

参加者は名前で検索できるが、それが出てきたら当然その人の発表にリンクがつながっているのが当然と思うのだが、驚いたことにリンクがない。「この人がいるよ」ってだけ。だから誰がどんな発表をしているのか、ポスターについては全く分からない。結局行ってみるしかない。ひとつひとつポスターのタイトル画面から時間かけて一枚一枚「次の頁へ」めくっていくとその発表者が現われるが、ポスターなんてたくさん塊で出ているものについては、人タイトル番号が一覧で示されていないとたいそう不自由だ。当然。

 

で、決定的な見落とし、勘違いをしたのだ。最終日金曜日。

飛行機でお話しさせていただいていたFiskeさんのトーク。わたしのスマホではアプリがうまく働かず、現れない。中止かと思っていたくらいだ。しかし、妙なのでいろいろ調べても分からない。タイトルをうろ覚えだったのだ。タイトルしかないと話者の名前がないから。

 

で、勘違いしたセッションにあとで行き、間違えたことに気づいたがそのときには、その前の時間帯にトークは終わっていた! 大失策。あ~あ。

 

もちろん神経細かく押さえていたら、こんなことなかったと思うが、本当に惜しいことをした。

 

っていう話。

 

昨夜、ニュージャージー(EWR)に戻ってきて、今日ニュージャージー州内のベツレヘムへの帰り道の途中にあるモーテル。時差からいうと深夜に突入する時間帯にレンタカーを借りてそのまま無理に全部走ると事故りそうな怖れがあるので、慎重に空港近めの宿にしておいたのだ。そろそろチェックアウトの時間。また次の宿に移ります。