zatsu_ten6の日記

ペンシルベニア在外研究、滞在日記

車社会

大学にも買い物にも車で行く。

 

大学近くの教会に今日は行こうと走っていた。

 

(ネガティブなことはいやな方は今回のは読み飛ばしてください)

(ネガティブな気持ちになるかもしれない情景がここから描かれます)

(↑ 実験参加の注意書きみたいですけど)

 

道ばたで小動物がはねられて横たわっている。

 

実のところ、この情景はここではよくある。CAでも時にあったが、ここは山裾なので、余計多い、毎日どっかでは出くわすというくらいである。

もちろん自分がはねたことは一度もないが、今日のは小さいリスなのかどうかよくわからないが、普段飼っているハムスターとちょうど同じくらいの背格好なのだ。

 

動揺しました。

 

やはり、自分が飼っている生き物とすごく似ているものは・・あれですね。

しばらく憂鬱になりましたが、運転に支障を来すとよくないので(ふと後ろに気づくと後続車がひっついていた。いつの間にか速度が落ちていたのだ)、まぁ気を取り直すわけだが。

 

なるほど、子どもが高校のときに、大学訪問とか某大学の理系の研究室を関心に分かれて訪問する行事があったのだが、再生医療かなんかの研究分野でマウス実験するのがあって、「そういうペットを飼っている方はご注意ください。あるいはご遠慮ください」みたいな注意書きがあった。それで息子はそこに行くのはやめた。まぁそういうことだ。やはり自分のペットを想像するから直視に堪えない。

 

山をぶった切って、道路を通しているのだから(走っていたそこはまさにそういう箇所、低い山越え)、いくらでも起きる。愛護団体とかもいろいろ言っているようだ。野生動物の犠牲のもとに人間の利便の交通を確保しているわけだから当然起こる。

 

別にわたしは肉も食べるし、(自分から見て)つまらない愛護心にもとづく動物保護を極端に唱える主義主張に与するものではふだんからないのだが、食物連鎖的に食すのはある種の摂理だと思うのだけど、交通死は無駄死に感がある(交通というベネフィットが人間にはあるのだが)。網羅された道路全部にネットを張るコストを払いきれないのだろうし、ただ哀しむことしかできないのだ。

 

まぁカリフォルニア、サンディエゴ5号線のように、「人間(飛び出してくるから)注意」の看板立っているのも恐ろしいけれども・・・。