zatsu_ten6の日記

ペンシルベニア在外研究、滞在日記

日本語を読む!

ということで、6月に入って、友達も去り(ボストンへの調査に向かい、まだアメリカにはいる)、気分的に店じまいの終末モードに来た。というか、この2か月いわばほとんど何もしていないので、さすがに春学期何もしませんでしたというのもなんなので、大阪でやってもらう実験のシナリオを2,3日中につくることと、今月論文ひとつは書くことは決めた。

 

5月までのテーマはむしろ「英語」だった。英語がまだ弱いので、NYUというもっと難しい(笑、失礼)ところに行って通用?するようにと。若い院生に比べてもたぶん(たぶんちゃんと比べられた場面がないが)劣るので、前に書いたようにちゃんと勉強機会を持ったことがそもそもないので、聞き取りも不十分だったのだ。

 

その点は、4月末、5月末、2つの学会に参加して、スピーチ、トークが聞き取れること、ポスターの前でまがりなりにもわりにやりとりができるのが前よりも改善したことを(今までも発表していたわけだがw)実感、確認できた。と、ともに思ったほど、それ以上なかなかいかないのも実感。テレビドラマもある程度聞けて、最初は喜んでいたが、この「ある程度」を越えて、もっと「ちゃんと」聞き取れるところまではなかなか進まない。 最近もう熱を入れてあまり見ない。

 

そういうことで、最初2か月は英語力をつけることに注意を向け、日本語の本も全く読まず、英語論文と英語の本だけ読むという(研究上の)生活をしていた。意識してネットで映画もみていた。

 

まぁとりあえず、もういい。できないことはとりあえず、できないでこんなところでぼつぼつと。で、写真撮り損ねたからFacebookには挙げなかったが、APSではNYUのJohnにも二度あって挨拶してやりとりも特段不自由なく円滑にエール交換?もできたので、9月からのことはよしとして、日本語やります。

 

日本語の論文審査もしなくてはならないいろいろな事情もあるし、今は取り寄せたゲンロン0を読んでいる。超おもしろい。ほんとあずまんの哲学は好きだね~。感性的に考えが近いのだろうけど。すごく自分が感じていることがうまく概念化、ことば化されていて、それを上手にまた説明しているのが感動ですね。ほんともう本音は心理学やめて、哲学か社会学か宗教学か人類学か学問領域の区別はどうでもいいけど、そういうのりの心理/社会理論家としてデータなんかとらないで、書き物したり、しゃべりたい。もうデータなんかいらない。って感じ。

 

という気分を論文書きとバランスをとりながら並行して、日本の宗教本や社会哲学、政治理論を読む。心理学の本はいらない、つまらない。今の自分には、小さすぎる。しかも結局うそかもしれない。ばかばかしい。(ごめんなさい) ひとつひとつの細かい結果に一喜一憂する気になれない。再現可能性ないかもしれない。大きなデータ取るのも面倒。みたいな。より若い人にまかせた~って感じ。重要性がないとは思っていないので、ただ自分ではもうやりたくないだけ。といって実験しますけど。

 

日本語の本が10冊くらい届いたので(買う気になった)、1週間くらいはだらだら日本語を読もうと。

 

あ~、でも学会で仕入れたいろんなMoralityのネタや文献書き取ったのを31日に大学で片っ端からdropboxにダウンロードして入れてもいるんだなぁ。これもいつ読むのかなぁ。まぁいいや。