zatsu_ten6の日記

ペンシルベニア在外研究、滞在日記

アムステルダム

あ、その後の続きを書くのを忘れておりましたね、すみません。

 

先に書いたようにネット環境がいまひとつだったので、他のこといろいろに忙殺されておりました。

 

ホテルは同じ部屋をそのまま使えることができて、7泊できました。ネット以外は快適です。部屋も広いし、バスもよいし、ロケーション最高、トラムも(迷ったけど)実は目の前だし。どこにでもすぐ行けます。レンブラント広場もすぐそこで、リカー店もあってちょっとした買い物もできます。通りにはわたしの好きなファストフートに近い中華レストランも安価でありました。焼きそばがおいしかった。

 

アムステルダムで痛切に感じたのが、「自由」ですね。これは街の代名詞にもなっているし、その経緯はアムステルダム博物館に行くとよくわかります。フランス革命よりも100年前に王様を追い出して市民の街をつくった歴史(今は王様いますけど)。商業の街で商人が集まることで自由で開放的な雰囲気が形成され、それが強い規範となっていく。自由こそがアムステルダム、オランダという国を独立して成立させている原動力であり、ひとりひとりが生きていく権利を保障する道を捨てたとしたら、まさにそれはオランダが消え去る日でもあるということが地政学的にジンジン感じます。

 

だから、ゲイの街だとか、最近はオランダに行くことを揶揄する向きがあるのはまさに人権後進国日本でLGBTへの問題対応が全く未成熟な社会である証でもあるわけですね。アムステルダム博物館には同性婚についての展示も少し見られました。他ではほとんど見られないような展示ですね。

で、ドラッグの展示も。軽いものは目をつぶられていて、coffee shopとあるところはそれを販売しているところ。レンブラント広場にも堂々とでかでかと存在していました。

 

ヒッピーの首都だという展示もありましたが、まさに自由を満喫する、あるいは渇望するマイノリティの者にとっての寛容さを信念をもって体現する街であります。

 

だから夜中うるさいのも必然であり、仕方ない(笑)。ホテルからは、夜中2時でも4時でも若者のキャーっという(雌雄)たけびが!!

 

夜中に一回目覚めてなかなか寝付けなくなるときも一度ありましたが、あまり気にせず惰眠をむさぼっておりました!?

 

同じホテルにはMK氏などもおり、朝食をいっしょにさせてもらったり、アレックスさんと知り合いになり、共同研究することになったり、収穫も多かったアムス滞在でした。

 

もちろん実験で使う画像は撮りまくりで、画像呈示が20年来の実験手法ですが、今回神様(ゴッド)プライミングや死関連プライミングも仕込んでいるので、教会撮影には事欠きません。昔から絵画呈示などもしておりましたから、材料的にも鑑賞眼を培う上でも美術館訪問は大切です。

 

国立博物館ゴッホ美術館、市立近代美術館など訪れ、かなり堪能できました。予約をかけていなかったのでアンネの家に行けなかったのが残念でした。またいずれ家族ででも来たいと思います。以前家族でちょっと通り過ぎたときは電車で風車だけ見に行ったので、次は家族を街案内したいと思います。

 

表面的な体験かもしれませんし、夏のバカンス時期だけの訪問だからか分かりませんが、雰囲気的にアムステルダムは好きです。最高!