zatsu_ten6の日記

ペンシルベニア在外研究、滞在日記

【NYの】切り替え【民となるのか?】

うそです。居住地はニュージャージーです。東京に通勤するのに川崎に住むようなものです。

 

本日NYUに行って参りました。そう問題なくなんとかなりました。まぁこれは出入りしてみないと本当にこれでいいのか確認しようもないですけど。一応先方は「チェックイン」と言ってました。

 

APSで会ったとき、Johnは9月7日~9日辺らに大学に戻ると言ってました。リーハイの国際部に1日前に手続きしとけよと言われて、昨日28日行ってみたわけです。まぁ手続きが主であとはおまけだけど、妄想上の最高の結果として一応準備想定されたのは以下です。

 

1.心理学棟に行く

2.心理学研究室に訪れる

3.挨拶して、向こうからも「お~、君が9月から来るKitamuraか!」という正しい反応を得る(つまりきちんと登録、認識されていて事務上の手続きミスで落ちているようなことがない)

4.君のOfiiceないしLabはここだよ、と案内されて、できればカギを渡される。

5.中を見分して、車に積んであるリーハイのときの研究室においてあったものダンボール2個をNYUの研究室に運び入れておいておく(家の引っ越しのとき荷物が減って楽になる)。

 

まぁ結論から言えば3まででしたね。まぁいいでしょう。心理学オフィスで手続きをやってくれていたPauloさんに会えました。

 

しかし、以上を田舎的な平和な状況で妄想しておりました。

 

事実はさすがそれほど簡単ではなく(しかし標準よりは順調だったと思う、これくらいふつう)、まず心理学棟を探し当てて入る。ドアは入れた。各階研究室表示見たいのを見る。LeDouxとかいる。Johnは見当たらない。この建物ではない(いずれにしろ今日はいない)。探していたのはOffice. しかしその表示はない。

 

振り返ると受付の人と目が会う→May I help you? となりますね。

で、(手順の失敗か)口頭で、私は客員研究員なんだけど心理のオフィスは?  まずなぜか向かいの建物と言われる→行く、→そこではここは哲学で心理は向かいだとたらいまわし(戻される)。なんか自分の発音がおかしかったかと思い直して、戻って心理はここだよね、オフィスはというとなぜか話は進まない。オフィスがあるともないとも言わない。こちらは普通、学部ってオフィスがあるよね、ペンシルべニアでもあったけど、いろいろ手続きや事務をやる人たちがいる部屋というのはここにないのか? ただ、誰のところに行きたい?誰が関係者かと問われるとJohnとしか言いようがなく、向こうは知らない、いないというだけ。学生が通りかかったので、事務ってあるよね?と聞くと「たぶん・・わからない、誰の教授?」とかやはり聞いてきて、スマホでさっとFaculty一覧を出して、あなたが知っているのは?と? しかし私がいつも見ているのと異なる一覧で、社会分野がいなくて驚き、領域ごとの一覧があるのか? う~ん、わからん・・。かなり要領の得ないことになってきた。

 

で、事務的なことをやる人がいるはずだけど・・と食い下がると受付の人が「電話で話すか?」というので、はいはいと。で、電話をかけてくれて変わると「ここって心理のオフィスなんですか?」「いろいろ仕事をする立場の者がいる。あんた誰?」長々と説明して、一旦らちが開かないかに見えたが(これ以上進められる何もないみたいな)、「あなたに会いに行くことはできないか?」と食い下がると「いいよ」「じゃぁ受付の人に言って」ということで、受付の人に電話代わって(このあたりで大体「侵入許可」の問題だと気づいてきた)、許可を言ってもらって、で、部屋番号を教えてもらった。

 それで、帳面に名前を書いて、行き先と時間などを、で、聞かれたんだっけなぁ・・なんでだかID証を見せると・・「ああ、持ってるじゃない」みたいな・・。

 間抜けでした。初めからIDカードをかざして入るべきでした。当然ですね。なんのためのIDか、しかし・・・リーハイではもちろんそんなことはしないから、侵入を止める仕組みがあると気づかなかったのですね。マンハッタンのなかのオフィスですから!!! 認識が甘うございました。あほでした。大都会、そしてテロ厳戒のこのご時世のマンハッタンのグリニッチビレッジ。普通に警戒しているでしょう。ドアがあくだけましですよね。というか行き先わかっていたら、別に素通りでとことこエレベータにも行ける。

 女子大の校門みたいに「訪問者」だけが見とがめられて入構記録を書かされるわけですね。初めから要領よくメールでオフィスとやりとり、訪問予約をして場所確認して行ってればなんてことなかった。今回はこれ、そもそも誰にメールして予約するべきかまだリサーチしていなかったので(リーハイでは国際部から話が回ってテリさん方から連絡メールが舞い込んで学内マップ添付でここに何時くらいに来い、駐車はどこにしてなど案内をもらっていた。それがどういう立場のどんな人なのかはあとでわかったが)、大体その交渉していたPauloさんが心理オフィスの人であるという認識がなく(国際部かと思っていた、PauloさんからメールでFedexでDS送ったよとか書かれていたので)、出たとこ勝負のその場的なやり方(予定なしでわたしはよくやる)でちょいと手順をしくじったのだ。

 

でも直接オフィスに出向いて確認し、Pauloと会えたことで、現在の状態(チェックイン)、研究室使用問題(Johnと確認、Johnからどうするとの指示、確認が未だとのことなので)の現況が直接話すことでかなり明確になったので、得るところがあった。ということで迷惑をかけたかもしれないが、とりあえずスタートは「お前の顔が見れてよかったよ」と笑い合うことができ、受付の人にも出るとき、「大ニューヨークは警備が厳重であることに気づいたよ!(あえて田舎者の雰囲気でおおげさに)」と笑い合い(必ずしゃべってどうでもいいことで笑い合うことは大切)、無事にNYをあとにしたのでした。

 リーハイでの失敗があったので過剰に変に意識せず、カリフォルニアテイストそのままで、ある意味NYも都会で近いところ(これで結構違うところあるから油断すると足を取られるので要注意)があるから関西的自然体でやり切って参りました。これはこれでパウロから「英語の下手な変な日本人来たで~」みたいに少しでも話題になれば、存在感?あって初期接触にはとりあえずいいかなと。

 

7日まで帰らないとJohnは言ってて、こちらものんびり構えていましたが、さてちゃんと連絡とって現況と対策について、少しJohnにも申し分けないけれど、社会復帰してもらいましょうかね。だいたいどこに彼のオフィスがあるか分からないし。

 

大都会に触れた半日でした。