zatsu_ten6の日記

ペンシルベニア在外研究、滞在日記

動き出した日常

Johnがサバティカルから帰還して本日9月7日、こちらでの客員研究員としての研究生活が始まりました。とりあえず、院生に対する彼のゼミが今日木曜日午後2時からというスケジュールで出席。PDが3人も出ていて、一方新入生もいるという集まり。タスクの割り当てで、ひとりあたり3回以上の発表となりましたが、わたしは2回にしておいてもらいました。発表はした方がやりたい議論もしやすいかと思って、ただ希望回をグルーっと回って書き込んできたのが最後あたりに回ってきたので「宗教」の回はもう埋まっていました。負担の少ない、ステレオタイプと偏見の第3回と、フィスクさんらの両価的性差別が関与する第9回にしておきました。

 

初回の文献には、マルクスのドイツイデオロギーからとった10頁ほどが! ルカーチやグラハムなど心理では通常あまり関わらない文献も満載で、さすがただの心理系とは異なる広くポリサイに関わっているだけあります。権威主義的パーソナリティに焦点をあてる回とか、資本主義の問題、経済の問題などこちらとして期待以上に望む内容でとても楽しみです。

 

最近結構、佐藤優の本なども読んでいるので、現代における改めてのマルクスの資本主義分析の意義とかそういったことにもなじみつつあるので非常におもしろいですね。アドルノはもちろんかつて勉強しておりましたし、階層や格差の問題はちまちまと勉強してきているので対応可能かなと。英語でうまく議論できるかどうかは別ですけど・・・。

 

まだ本決まりではないですが、Jostラボのミーティングは火曜日の午前中が有力か、そして火曜日のランチの時間がこちらでのBrown Bag Meetingでここに学外からのゲストも来る模様。ときに木曜日4時からもそうしたスケジュールが不定期にコロキアムとして入る予定で、事前に教えてくれと言っておいたら、今日事務の方から一覧リストを渡してもらえました。LibermanやPayneも来る模様です。楽しみ。

 

少し混み始めるかなぁと思う7:45くらいのバスにウィーホーケンから乗車するも15分でバスターミナルに到着しました。意外に大丈夫。全体で45分くらいで大学に到着するので、関大でもリーハイでも大体ふだんの出勤時間8時半くらいに行く場合でも問題ないことがわかりました。もう少し早く行くか遅く行くかどういった習慣になるか分かりませんが、朝の散歩的なことは続けられそうかなぁ。

 

でも、マンハッタン降りるとまさに通勤NYビジネスマンがみんな早歩きしているが、まじこれに巻き込まれたら普段以上のハードワークになってしまってなんのためのサバティカルかともなるので、マイペースのんびりはある程度失わないように、後期に臨みたいと思っています。

 

あ、研究室は10月まで当分共同の広いラボの研究室(ただ、大体2、3人しかいなくて目隠しついたてがあるからまぁいいですけど)で、11月からいなくなる人のあとの空いた個人研究室を使えるということになりました。