zatsu_ten6の日記

ペンシルベニア在外研究、滞在日記

ラボミーティング初回

学期が始まって、ジョストラボの初ミーティングをやりました。順に自己紹介。いやぁほんとこういうのがないとね。リーハイではとにかく何もないままにただたらーっと始まって、誰だこいつみたいな状態で最初学内歩いているのがちょっと辛かったよ。社会心理教員は紹介があって全部OKだったが、院生はゴードンの授業とっているの以外、たとえゴードンやジル(マイク)についていても誰が誰だかわからない。で、1か月くらいで授業もブラウンバッグもすぐ終わっちゃったし。

 

ほんとアメリカ来るなら9月からだよなぁ、9月~8月のが一番いいのだろうが、いろいろ難しい。

 

ということで、メンバー15名。こんなみんなSJとかポリサイとかやっているのかと驚き。事前にネットで配信していた「protest」に投稿する院生の論文について意見交換。これは社会学系の雑誌なので書き方にコツがあるとジョンは言う。理論の詰め方をより段取りよく積み重ねるようにきちんと。そしてその証拠として・・みたいにデータを付け加え、図表を出して説得力を高めるように進めていく。理論が行き渡っているわけではないので、社会学の人にもわかるよう、この理論はこういうもので、「この理論を組み入れることでどう理解の役に立つのか」←ここ重要 この理論を言う意義みたいのが説得的にわかりやすく説明展開させるということだ。なるほど。

 

心理の範囲内ならわれわれ「これは海外で提唱された理論です」と言えば、なぜそれを使わないといけないかをすっとばした議論が始められてしますものだ(心理学研究など)。しかし、本当はわざわざこの概念、この理論を出してくることで、どう理解や見通しがよくなるのかをちゃんと説明せねばならないだろう。(って指摘を査読でするときもあるが)

 

ぐるっと回った自己紹介、自分の言うべきトピックはメモっておいたので、最後から2人目ということでやや長めになったがそれもOkで、大体言うべきことは全部言えたのでよかった。こういう翻訳しましただけ言い忘れたが。大体満足。

 

SPSPへの参加予定者はプレカンファほとんどポリサイに行くらしい。そうだったのか、すごい。私はJustice and moralityだが。

 

これで一緒にゼミ発表する人も分かったので、メールでも対面でも少し議論して、Googleの文書上で議論を書き加えていくので、適宜参加してやってみることにした。日本でのSJ問題についても聞きたい、付け加えるのもOKということで、M1のマークくんは1回目の発表した人だけど、セクシャルマイノリティへの態度とSJの関係とかに興味があるみたいでワインパーティで話をした。日本じゃオリンピック誘致してから突然政府も音頭とってLGBT対応とか急に進みだしたんだよね~、でもネット上じゃ妙にもうバックラッシュとかあって・・とか話していたら少し事情を知っているみたいで(兄弟がなんと日本で英語教師をしていたことがあるらしい)、意見交換ができた。

 

45分くらいパーティでがんばって英語で雑談を続け、だいぶ疲労してきたところで、清水さんをつかまえて残り15分くらい日本語で立ち話して落ち着いて、その間も中国からのPDも加わってまた英語になったりしたが、国際理論心理学会のときほどひまをかこつことがなかった(同じ会場にいたチリの人と、発表をきいた人と話した以外、あとはほとんど日本人とばかりしゃべっていた)のでパーティとしてもすべりだしがよかった。

 

オランダから来ているPDのマルティンくんは研究室同部屋なのだが、本当に好青年で院生からもすでに慕われているが、よくこちらも話もきいてくれて親切極まりない。ちょっとシャイなところもかわいいやつだが、それも受けているみたいだ。

 

今日のトーク発表もそうだったが、ドイツ系とかオランダ系とかわりにはっきりしゃべってくれるから聞き取りやすくしゃべりやすいよね。現地人では必ず文章を最後まで言わないwというしゃべり方をする人もいて、大体途中まで言って、あいまいに次の文章に行ってしまう。・・・(名詞、あるいは目的語を言わない動詞)なのって、だって・・・みたいな日本語でいえばそういうつなげ方だろうか、これはゼミでもあるのだが、結構きつい、がんばって聞いている。

 

ということで珍しく7時くらいになったので、バスに並ぶのがなんか億劫な気がしてきて(行列を想像すると)、電車周りで戻った。NJを走るライトレールはこういう時間も席がかなり空いていて楽。ただ、ポートインペリアルで降りると、階段143段を上がるのが無理そうなので(明日の予定を考えると自重すべきなので)、一駅向こうのバーゲンラインで降りて歩いた。ゆるい坂も下りになるし、意外に近く10分。JR芦屋から自宅と同じくらいで全然OK.という発見もあってよかったです。 あ~、一日疲れた!