zatsu_ten6の日記

ペンシルベニア在外研究、滞在日記

【覚書】家族のNY旅行その2

ということで到着1日目にいきなりCATS鑑賞で、遊ぶことについては妻のアクティブさはすごいもんである。普段体力がなくすぐ熱を出しているのだが、気力で生きている生き物なので遊ぶような動機づけの高い気合が入る期間は一気にいろいろなことをするのだ(そのあと寝込む)。

それにしても秋はここら祭りが多いのか、土曜日迎えにアパート出るとき音がするなと思っている公園の方を見たら祭りっぽいイベントをやっていた。子ども遊ばせる設備やなんやあって、音楽を大音響でかけていた。気がひかれたが、遅くなるわけにもいかないのでまっすぐ駅に向かったのだ。

 

レンタカーを借りたのは翌日曜日にいっしょの行動をとると決めていたからだ。妻子が遅い夏休みをとれて9月3週に遊びに来ることになったとき、こちらは2週にNYUが始動し軌道にものっていない期間だろうから、最初顔を出さないとまずい機会もいろいろあるのではと怖れて(ペンシルベニアの二の舞をしたくなかった)、またわたしはそうだろうから妻子は勝手に遊ぶので大学に行っていていいよと言われていた。しかし土日は予定が入らなそうだったので確実に付き合えるということで、では日曜日に遠出しようとなったのだ。車を使って、アーミッシュのランカスターに行くか、ボストンに行くかの二択。ランカスターはまるまる一日の必要を思わなかったし、未来の(息子の)留学予定可能性の検討(願い?)という意味を込めて、ボストンの街を見分させておくことにした。

 

9月17日(日) 朝4時半に起きた。予定より早い。支度が整ったので、6時に迎えにいくというより早い時間だが、5時過ぎくらいに車でWeehawkenを出る。日曜早朝で完璧にすいているので、すぐリンカーントンネルを渡ってマンハッタンに。5時半にはダブルツリーのホテル近くに到着。しばらくとめていて安全そうに思ったのでラインをうち、荷物運びを兼ねてホテルの部屋見学に入る。わたしへの差し入れでトランクに詰めてきたものが大袋2個あるのだ。これを車のトランクに積んで6時前に出発。

 

途中、見つけておいたニューヘブン(エール大学がある)近くのWalmartへ。1時間以上買い物する。妻は懐かしがって大喜びである。しかも大好きなハロウィンのセールもやっているので楽しめたようだ。まるでCATSのようなネコのかぶり物があったので気に入って写真を撮ったのはFacebookの方に掲載した。

 

さらに途中サービスエリアで休憩してピザと妻子は好きなプレッツェルを食べ、休憩以外の走行時間は3時間ちょいで11時にボストン入り。午前のうちにボストン美術館に入ることができた。

 

ゆっくり美術館を見たあと、ハーバード大学に行き、大学内を周り、MITの脇を抜けて、ダウンタウンの街中に。車で街中の雰囲気を味わい、古い建物群を眺め、橋をわたり、春に学会があったウォーターフロントベイエリアに。妻の好きな港を堪能して(港育ち。私もだが)、ちょいとファストフード的な店に入り、軽食。昨日から強行軍だったのでちょっとだらだらして、本当は水族館に行く手もあったが、ここは無理せずにまた街中を見て、早めにひけた。が、帰りは日曜帰りの渋滞となり、NYに突入するのにも時間がかかり、夜10時を過ぎてしまった。5時間以上かかっている。ホテルに送り、自分はお土産の荷物を積んでアパートに。11時だとさすがにアパートの前の道路はびっしり車が詰まっていて入れる余地なし。隣の街路の方に入れておいて。大荷物と貴重品だけ部屋に持ち帰った。

 

9月18日(月)

翌日7時半には目が覚めたので、すぐ車を移動。幸いアパート前の位置が空いていたのでそこに移動して、自分もWalmartで買い込んだ尽きかけていた食糧を運び込み(車があるのは貴重な機会)、他に買い物もできるなぁと考えたが、十分あると判断したので少し二度寝してから午後にNewark空港にレンタカーを返しにいった。

 

午前のあいだには、妻子は毎日美術館、博物館に行くと言っていたのでメトロポリタンにでも行っているかと思ったら、エンパイアステートだった(3点買い割引チケットを買ったらしい)。それでお好きなMacy'sで買い物、さらにK-martを見つけて買い物したようだ。こちらへの土産を出すとほぼ2人のトランクは空なので、帰りに詰め込む土産(というかアメリカ買い出し旅行?)をしっかり確保したみたい。

 

で、4時にリトルイタリーで待ち合わせとラインが。

 

大学に行こうかと思って、とりあえずPATHでついWTCの方に。自分も行っていなかったので、妻子が行くと言ったら案内できるように予習しておこうと考え、World Trade Center付近をぶらぶら。ついハンバーガーも公園で買い食いしているうちに、大してもう時間がないなぁと思い、リトルイタリーに向かうことにした。

 

7時からナイトオペラをやっているので、その場所を確認したり、時間の間があるので、3人で路上に拡張しているレストランで早い夕食をとったりして時間を過ごす。ヨーグルトを食べながらステージの様子を見ていたら、日本ほど行列したり、大勢が待ったりはしていないので、椅子を並べ始めたら、そっちに移動してステージから2列目にしっかりすわってよい位置で鑑賞できた。5人がかわるがわる有名どころのシーンの曲を歌うって感じ。スタート前に91周年のこの行事の伝統の意味をスタッフがちょいとユーモアをまじえて説明。スタッフのひとりも歌手なので、途中合いの手で歌ったりで大盛り上がり。初々しい高校生くらいの最近、賞を受けた新人が紹介されて、2曲目にアベマリアを唄い、かなり拍手喝采。やや不安定だが将来楽しみ。

とても美しい声。若手男性バリトンがファントムのシーンを唄ったのに触発されたのか、翌日ファントムとろうかという話に。

 

とにかく妻子は(わたしも)文科(文化)系なので(しかし息子の就職は理科)、東西のものが好きで、ふたりで日本ではお茶、妻は香道、子は能も少しみたいな(家系なので・・?)、西洋にくると美術館、博物館、コンサート、オペラなどに励むのだ(妻子はピアノもずっとやっている)。ベルリンで学会があったときも車でウィーンに走らされてえらい目に遭った。

日中は美術館と買い物、夜はブロードウェイと考えていたようだ。全部完璧にはいかなかったが結局。(天気がちょっと悪く、悪天候に体調が弱いのだ)

 

サン・ジェンナーロ祭りでケーキを買い、ひさびさに甘いものも食べた。こちらもやや興奮で緊張しているのか、フローズンヨーグルト(さましながら)食べても腹をこわさなかった。最後に妻子から「お土産」で健康意識高そうな南部味付けチキンサラダみたいな店のテイクアウトをいただいた。チキンめちゃ辛でした。南部味付けってこんなだっけ??