zatsu_ten6の日記

ペンシルベニア在外研究、滞在日記

態度の悪い日本人客

こちらの偏見と超わがままが基盤ってことをまず言っておく。

自分がこれまで都合よくこのアパートを使ってこれた僥倖があっただけだろう。共用スペースは共用だからいろんな人がいろいろに使ってもちろんよいものだ。

 

ところが幸い、ありがたいことに9月1日入居以来、わたし以外は3-5日くらいで次々旅行者として入れ替わるわけだが、朝食を食べるとか以外に、キッチン、リビングなどあまり使わない。そりゃぁ自分でも旅行できたと思えば、寸暇を惜しんで朝から観光にでかけ、ミュージカルでも見て晩飯食べて遅く帰ってくるだろう。居所での存在感が薄くなるのはもっともである。

 

韓国人2人組はバカンスを満喫ということか、わりにだらだらと日中いたが、部屋にこもるタイプだったのであまりリビングスペースにはいなかった。

 

一昨日人が入れ替わったようで(いないと思ったのは勘違いで昨日も遅くに帰ってきた。片方の部屋はチェックアウトして掃除が入っていた)、ちらっと見ると派手な洋服の髪が薄い茶色なので全く何人かわからずいた。ところが昨日彼女ら(二人)が夜中12時くらいに帰ってきたら(ちょうどこちらトイレで起きた)、「超さいあく~」とか大きな声でリビングでいきなりしゃべり合っていたので日本人と知れた。トイレに行くとき、ハロー、こんにちわと言ったが「・・・」みたいな感じでこちらを見るだけでレスポンスがない。大体西洋系の泊り客だと、「ハロー」「ハロー(元気よく)、アイム××、ナイストウミーチュー」みたいな感じで社交的で愛想がいいのだが(Airbnbでこういうのが普通かどうかデータがないから分からないが、わりにそういうもののような気はする。だって、ゲスト同士迷惑かけないように仲良くしましょうみたいに書いてあるし、ゲストもホストからあとで評価されるから)。で、夜中一時くらいに順にシャワーを浴びたようで、時間帯としてはほんとはちょっとね~、と思われる時間帯だが、ホテルよりは自由に振る舞う傾向があるような気がするAirbnbでは。

 

西洋的価値観(アラブでもか)で考えると、多様な人がいるのはまぁ当たり前なのだが、それは危険でもある。だからきちんと挨拶して何者かを瞬時に判別(信用できそうか)して、名乗り、顔見知りになっていた方が(盗みに遭うなど)悪い事が生じる可能性を減少させることができるからだ。これが西洋社会でのあいさつの基本思想だと思う。つまりおおげさに言えば、危険を避け、自分自身を守るために積極的にあいさつするのだ。ご承知のようにアメリカ社会のなかでこうしたあいさつを最もしない民族が最もシャイということで知れた日本人である。

 

あいさつは自分の身を守ることにもなるだろうになぁ。同居者が全くあいさつ、軽い会話もなしの者であって心配でないのか?

とも思うが、あまり頓着しないようで、本日もリビングで顔パック(あまり人に大大的に見せれたものではないから部屋でやったら・・・と思うのだが、おじさんの発想だろうか)している。

 

なんだかことばの通じる同じ民族どうしなのに、一番距離のあるような気がして、これまでで最も気詰まりで、リビングに居るとかなり出にくい。それでも朝がんばって冷蔵庫からチーズをとってきてトーストを焼き、「このパン韓国の人が前に置いていったやつだから食べちゃっていいですからね」と言っておく。「はぁ・・(小さい声)・・」みたいな感じ。あまり関わってほしくないのだろう。現地で日本人にも会いたくなかったかも(よく日本人どうしはさりげなく、すーーっと避ける。中国人どうしとは対照的な距離の取り方)だが、こちらがイヤなのでもう一押し「観光ですか?」「うなづく」「マンハッタン行くの」「はい・・」「じゃぁどうぞ楽しんでね」みたいな感じで無理やりやりとりして、トーストにチーズのっけて私は部屋に去った。

 

もう昼近くだが、彼女らはぐだぐだしているうちに、現地人らしき男性がどうやら迎えに来たみたいで、それでようやく出て行った。はぁなんか気づかれしたぁ。なんか日本人って「さっぱりしてない」なぁ、ある意味社交スキルがないというか、社交を演じる気がないのだろうか。アパートでは気を抜いてくつろぎたいかもね、確かに。まぁこんなおじさんと会話をするモチベーションもそもそもわかないだろうけど。きっと若いイケメンならガラッと態度違うのだろう。

 

ということで彼女らが立ち去ってから、ごはん炊いてカレーを食べたのさ。