zatsu_ten6の日記

ペンシルベニア在外研究、滞在日記

貧困

別に社会学ではやりの階層の分析や貧困地帯レポではありません。自分のことです。

いや仕事や頭もいろいろもちろん「貧困」ですが、行儀のよい人ならあまりそういう話をしない金の問題です。

 

さて、どうなんでしょうか。

 

1.大した収入のない時代に無理に4600万円の家を建てる  

   3500万円のローン

2.ろくに払いもしていない一年後に5800万円で家を売るが、もちろん売り買い手数料や登記税金など払いまくり不動産屋と銀行をもうけさせて、5780万円で家を建てる  3600万円のローン

3.馬鹿みたいに金利の安いのに借り換えたりして、なのに最後まで返さずに、5年後に5380万円で売ってしまう。損出ている。家賃払っていたと思えばそんなもんだが、またも不動産屋と銀行に稼がせている。(ずっとここに住むとかなり信じていたN区)

4.6800万円で家を建て、4600万円ローン。ローンの方が「成長」してくる。これはわたしに無駄遣いをさせないための常にぎりぎりの生活をさせる作戦のようである。

5.隣家の火事で延焼。土地を5000万円で売る。保険が1800万降りる。とんとんであるが、家財の損失は多大なものである。売り買い手数料がもちろん発生。保険が下りても土地を売るまで銀行は保険を口座に下さない(前述)、鬼畜銀行(父親が務めていた銀行w)。

6.それを全部土地代にぶっこんで3500万くらいでハウスメーカーで焼けない丈夫な家を建てたら残債が3400万円あったので6600万円の借入、月々25万円以上を返済していると、税や私学共済、組合、年金積立もろもろ取られて手取りのフロー用銀行には25万円。

 

これは院生のときにわたしが塾のアルバイトと家庭教師をして、二人の生活費を捻出していたのと同じ額。当時は妻のアルバイト代もあったので、院生当時より貧乏である。しかもこの間まで子供のを含めて一家三人が月25万円で暮らしていた。

 

ある大学で飲み会を30回以上するのがもたなくなった。

しかも一律「先生」は8000円なのだ。おれを飲めずにウーロン茶しか飲んでいないのに。しかもそれを当然と振る舞い集金する院生の一部にもわたしはだんだん暗い反感を抱くようになってそれも自己嫌悪を招くよくないサイクルであったね。

 

これを貧乏と呼ぶか? 正確に言えば単なるバカであろう。

 

金の使い方を知らない。そう、稼ぎ方も使い方も知らないのだ。

変に金のことが嫌いだから学ぶ気も全く起こらないし、金に対する歪んだ認知で金が飛んでいって身に着かないことに妙に快適さ、爽快さ喜びを感じるので、堅実に「貯蓄する」という方向性が形成されない。

こういうとき、夫婦どちらかが「しっかり者」だったりするのだが、経済面では二人とも「苦手感」が強く、妻も家計簿が長続きしないし、わたしがつけても続かないし、資金の振り分けは覚えていられないし、ちょっとADだから書類の整理ができなくて保険がいつ満期でどこにあるか通知が来ない限りわからなくなるしなどなど。

 

ならば使ってしまって、ほぼ残っていない方がよく見えていいという訳の分からない理屈。

 

貧乏だから海外もパック旅行しかできない。しかし貧乏だからしなきゃいいのに、使ってなくしてしまう衝動も止められない。というか妻が実際何を考えて海外に行こうとするのか不明で闇。どうせ長生きしないからと踏んでいる節もある。

 

春に就職した息子は薄給。これまで皆無だったスーツやネクタイや靴をときに買うだけで赤字。

 

移った大学ではほぼ飲み会がなく助かった。しかもここは院生と飲むとき大学から多大な補助が出る。学生とも同。

 

しかしそんなことよりも交通費がかさむ。当たり前だ。

形式上、交通費<非常勤での給与の稼ぎ  だが、これまでは純利益だったのだから、非常勤の稼ぎが交通費でかなり相殺されることで月々のフロー分は減少する。当然である。

 

詰まりました。

 

いずれと思いますが、そういうわけです。ごめんなさい。裏事情でした。お金は大切に。副業で器用に稼げたらいいなぁ、絶対にやらないだろうけど。子どもの頃の予定では今時分の年齢ではベストセラーの書き物をして左うちわの予定であった。20万部くらい売りたい。

誰かいい企画で新書を書かせてください。

でも、たぶんわたしが書いても売れないな。

 

在外は、いままで別居状態でなんの金も出ていなかったが、在外なら「生活費」(日当)が出て、子どもが無料交換留学して3人で一緒に暮らせば激安、お得になる一石三鳥計画であった。頓挫した。

子どもこころには就職した方が家計が助かると考えたのだろう。

 

二人稼ぎしていたり、そうでなくても普通に大学教員に貧乏な人はいないから誰もそんなこと思わないし、信じないしということで、よく日本女子大の非常勤懇親会とかでフランス料理食べながら話していて思ったわ。生活レベルが違いすぎ。

 

子どもの頃から貧乏人は仲間外れにされるし、楽しくないから付き合いから外されるとか分かっているから開示はしにくい。

むかし××研で冬スキーやるけど来ないといわれてそんな高いホテルに泊まれるわけないと思ったが誰もそんな想像はしない。

 

すべての資産は動かせない不動産に行き、しかも自分たちが住んでいるだけという間抜けさ。老後を考え、経営マンションの検討していたら燃えた。自分の持つ土地を丸損してもいいから、日本社会が全国のすべての土地を公有化するといいなぁと思う。土地の上がり下がりで一喜一憂したりバブルになったり、重要な施設が建たなかったり、商店が経営しにくかったり、困る人に資本の原理で土地買われたり、立ち退き迫られたり、外国人や地方出身者の住居費が高かったり、ろくなことない。極端には適当な数を予測して当分に分配すればいい。

本当にそう思う。土地は国有化。建物は私物で好きに建てて、金持ちは勝手に高層にすればいい。

 

神戸から出てきたとき、地方出身者は延々と家賃払って不条理で損だから息子の代にはそうはさせまいと思ったが、家はあるけど貧乏になっちまった。あまり意味がなかった。

 

ちょっと唾棄するような書き方ですいません。いくらか飲む分のお小遣いはもちろん持っていますよ。今週は人がくるので、景気よく遊びまくる予定。ここまで3週間くらいは1度しか外食していない。

 

それでも資本家は嫌いなので、逆玉のように金持ちお嬢と結婚すればよかったとかは思わない。元金持ちお嬢が一番やばいけど。たぶん金を稼ぐことに何かしら罪悪感があるのだと思う。部落とかに取り囲まれた貧乏人地帯のなかでひとり金貸しの家として住んでいたからか。