zatsu_ten6の日記

ペンシルベニア在外研究、滞在日記

ひとりでめしを食う

別の媒体にも出しているが、中華ビュッフェに行った。リーハイに基本居続けるわけだが、アレンタウンは出ちゃって、戻るのはベツレヘムだから一区切りという記念、お祝いの意味もあった。しかし一人祝いとは寂しい!?

 

今回、ある意味人間関係は完全に失敗した。こちらも3,4ヶ月しかいないしという消極モードで始めたもんだから、最初のコンパに「寒いから不参加」(本当は車をどうしたらいいか分からなかった)としたスタート時点での間違いから、悪い軌道の方に行ってしまった。最後8月末に去るときはゴードンに声かけてそれがどうなるか分からないが、なんかunsociable みたいだという雰囲気はていせい(というかまんざらまじ当たっているのだが)の効かぬまま推移して、一人で静かに自分の研究やっていたいのだ(これも今回の目的からすればまんざら外れてもいず、というか的を射ているのだが)という感じで、輪をかけてスタッフの先生方もわりに内向的な方が多いように見受けられる相乗作用もあって、カリフォルニアのときのように、わーっとはならないというか、気風としてわーっとしないのだろう。

 

元来、自分が「ワーっと」の音頭取るのは苦手なたちだから、人が「わーっと」やってくれてるのに巻き込まれているのが好きで、これフリーライダーですがw、家庭のなかでは妻が常に「わーっと」している。(だから結婚したのだろうが)

 

要するに情けない男で、20年前だって考えればわーっとした妻力でもって人間関係切り回していたので、ダイアンだって妻が大好きだったし、バーベキューやれば社交的、鉄道園やフェスタやスーパーでさえもすぐに友だちをつくってしまい盛り上がっている。わたしは横で呆然って感じですよね。もちろん教会での社交は今日本でもまさにそうなのだが、妻主体であり、みんな妻に話しかける。わたしはあれはどうやらあの人の夫らしいという認識である。

 

昔から一人でいて平気なタチでもあるので、だからどうってことはないし、妻のような社交人間になりたいかというと、別になりたくない。

 

しかしこのフリーライダー人生、黙っていてもいろいろな人がいて、ふつう何かが起こって何かはあるのだ。これまでの人生ずっと。だが、書いたようにこの間、ランチに乗り遅れて、どうも・・・・ここでは「何も起こらない」  研究上はジルに話そうと言われていて今準備中なのだけど、パーティってもんないんですか??みたいな感じ。

 

20年前、同じ3月来るなりデイブの家に招かれてみんなでアメフト見て、ワーっと、その1週間も経たないうちにサンタバーバラ日本人会のバーベキュー(そこで日本語教会があることを知る)、NGY大のT先生と最初に逢ったのはそのときだ。で、トークの後、ばーっとメキシカンとか、そんでバーベキューとか。

 

ここでホームパーティは、教会関係でイースターしただけだよな。

 

ということで、ひとりで食事するのであった。

 

さて、ここではかなりの肉のかたまりがあるし、海老とかかにとかの魚介類もある。で、ひらめみたいの(わからないが)ムニエルっぽいものもあり(あまり中華でない)、その他中華の牛肉ブロッコリーとか鶏からとかはいろいろたくさんあり、また普通にグラタン、ピザもあり、スープも三種類、生野菜、ポテトサラダなどの各種サラダもある。

 

日本の食材環境で見ると高そうなものもいろいろあり、こちらでは安いのかもしれないが、そんなこんないろいろ選択肢があって(もちろんデザートやフルーツもいろいろある)、10ドルだから安いんだな。

 

11時開店で11時9分に入ったから冷めたりしていないし、また、その場で目の前で鉄板で焼いてもくれるので熱々も可能だ(わたしは熱々は食べられない、少し冷ましてから)。よく日本食レストランで料理人がやる鉄板コテパフォーマンスの片鱗みたいなのだけ少し演じていたが、こちらはそんなことよりちゃんと焼いてくれたらよい。ソースは7種類くらいから選べる。とりあえず無難にテリヤキにしておいた。

 

寿司もうまかった。カリフォルニアロールは好物だ。もともと日本にいるときから、生々しいものはあまり好きではないので、寿司だってしめさばとか、穴子(蒸したの)、ツナ巻き、ネギトロくらいが一番好きなシリーズで、あとはカンパチとか平目とか関西人ですから白さかなモードですね。通風の危険があるので、貝類は一切食べないし、かに、いくら、たこ、いかなどプリン体多い系は、元々そう「食べたい!! 」というスゴイ強い欲求のある対象ではないので(出れば喜んで楽しく食べるが)、ないならないで結構。

 

サーモンわりと好きなので、それなりにとって、あと巻き系をとって満足。

 

いやぁ堪能できました。

 

で、これは違反じゃないかと思うのだが、無償かもだが、店員のどうやら息子というか店のオーナーかマネージャーか?の息子か、小学生くらいの子どもに最初案内されたのだが、レジでもクレジットを扱っていて驚いた。ただ、2回やってアメックスが通らなく、本当に通っていないのかどうかも心配だったか、結局現金払いした。あれは特にアメリカ的にはやばいのではないか。

 

ということで基本ひとりで仕事をし、洗濯し、食事して生きているが、大学3年くらいの一瞬に戻ったかくらいの感じか。変な話して恐縮だが、一時期以外は大体、常に彼女さんにつくってもらって飯食ってたことが多いので、全くの独り身でいるということが人生上(志向性とは異なり)ほとんどなく、院生の間に早々と結婚しちまったもんだから、いわゆる自由な独身暮らしには慣れていないのだ。新鮮で超自由でひとりでは楽しさをフフフフフと満喫できるのだが、周りからすると寂しい感じに見えるかもなぁ。

 

巻き込まれるイベントの超少なさにおいては、寂しいというよりも「物足りない」って感じだけど、ひとりで時間使って生きること自体は何の問題もなく楽しくできることが判明した。なぜにこれを早々と捨てて結婚したか分からないが、からだが元気な限りは死別してひとりになっても大丈夫だと思った。