zatsu_ten6の日記

ペンシルベニア在外研究、滞在日記

【キーパーソン】満室状態【にはならない!?】

部屋の間取りをどうことばで表現したらいいか分からないが、リビングすぐ続きに1室(リビング部屋、あるいはC室と呼ぼう)、奥に2室(A室、B室)で3BRだ。わたしがいるのがA室としておこう。

 

ここは家主のJohnさん(受け入れ教員もJohn Jostでややこしいが)がIT事業で大成功して経営しているものだが、その出発点で、古いパソコンラックはその成功の基盤、言って見ればザッカーバーグが最初にFacebookをつくった作業場とかにあたるような想像を巡らせばすばらしい成功の起点ってなことだ。

 

リビング室(C室)はそもそもドアが透明であり、開け放せば外の光が取り込めるサンルームのようにもなり、リビングを拡大できる、そういった場所。リビングには昔使っていたプロジェクター、スピーカーなどのおーディビジュアルシステム、ルームシアターみたいのがある。

 

たぶんわたしのA室が仕事部屋、奥のB室が寝室だったのだろう。

 

C室の透明ドアには遮光カーテンが施され見えなくなっているが、わたしが9月1日に入ってきたときは半扉で開け離れており、ものがごちゃごちゃっとある印象がしていた。実質不要な家具とかの物置にしていて、2BRしか使っていないかの印象を持ったのだ。

 

掃除しているおねえさんに「僕の他に誰かいるのですか?」と尋ねたら、今日(9月1日)人がこの奥の部屋(B室)に来ると。おせっかいな日本的コミュニケーションなら、さらに「それであさって3日にはさらに女性(あるいはカップル)が来るからよろしくね」と言うところなんだろうが、実際は分からないが、あまり他のゲストのこと(プライバシーというほどではないが、商売上余計なこと)は言わないのか、どういう人が来るとかは一切言わない。

 

さて、やってきたのは前期のハンガリーの夫妻だったわけだが、昨日3日の日には、こちらがレンタカー返却に出かける少し前くらいに、C室から出てきた女性に遭遇、びっくり。こちらはこの人もなんかヘルプかもしれないし、位置づけがよくわからないからあいまいにあいさつだけして、リビングで昼ご飯を食べる。すると、C室から男性も、カップルらしい。なんだ入居したのか、へー。あまり向こうもあいさつしようとしないのでこちらもハイ!とか言っただけでなんとなくやり過ごす。ちょっとバタバタした後、静かにC室にこもるカップル。

 

昼ご飯を終えて部屋に戻り、充電をしていたスマホをとりはずし、その日初めて眺めてみると、スタート画面にJohnが出ているのは、ハンガリー夫妻の面倒をみた「昨日はありがとう!」のメール(2日付)ですでに見たものだから・・・とやり過ごそうとしたら(このスマホでは見終わってもしばらく最新のお知らせがトップ画面に出続けるのでよくない)メッセージに「2件」の数字が。

 

開いてみると、昨日8時くらいに2件のメールが「オリビア」という人から(掃除していた人かも)「外にお客がいるから開けてね」と!!! もう1件Johnから「もし家にいるならドア開けてくれないかなぁ」おーーー!!! 昨日この人どうやって入ったんだ。

 

あるいは入れなくて、今日、またやってきたのか!! ごめんと思う一方、なんで客あしらいのこの最も重要な大事なことをわたしに振るのか?? ということで、ハンガリー夫妻もそうだが、ピンポ~ンというか、ブーブーブーというブザーなのだが、外にあるこの部屋の呼び出しインターホンを何回も鳴らして、それでわたしが様子見で開けたのだが、わたしが不在だったらどうなってんのか?? 

 

しかし、カップルがこちらを微妙な表情で見ていたのはそのせいか?それでちゃんと挨拶されなかったのか、「なんだこいつ、不親切な」と思ってんのか(泣)。

 

まぁオリビアのメールには、Lockboxがとられた(取り外された?、持っていかれた?)ので、入れないのだと。

 

そういえば、わたしへのJohnからのメッセージにもラウンジ(というほどのものはどこにもないが)キーボックスがあって暗証番号はこれこれとあった。当日そんなものは見当たらないなぁと思いつつ、わたしはヘルプの掃除の女性がちょうど廊下にいて気づいて開けてくれたからよかったのだが、どうやら入口の玄関スペースにそのボックスを置いておいてそこにキーを入れてて受け渡す仕組みだったのだろう。今後、毎回わたしが招き入れてキーをわたす鍵小僧(キーパーソン)になっちゃったらたいへんである。バイト料もらわないと!

 

で、ボックスシステムが難しいのは、ここは日本ではないから人はあえて「事情を読むということなどしない」からだ。

 

1日にスーパーでまとめ買いしたたくさんの品をがんばってアパートに運んでいたとき、ドアをいちいち鍵あけて入るのはひと手間なので(だからと言って開け放しはよくない)、玄関ドアの前、3段ある階段のところにコーラ0やダンボールを置いて、また荷物を取りに行って少しためたら、玄関ドアを開けて中にまとめて搬入しようとしていた。ダンボールをかかえているわたしと遭遇した外から帰宅する男性の住人はわたしより先に玄関のなかに入り・・・横に積んでいるので入るのにも、ドアを開けるのにお全くじゃまではないにも拘わらず、まるでごみを扱うかのごとく、足でコーラ6本組を倒してけり、段ボールもさらに少し左側に足でおしやった。あわてて、次にドアに入るわたしがそれを拾い上げて入ろうとすると、本当に驚いた様子で、「あ~これはあなたのでしたか」みたいな。

 

感動ですよね。どう見ても状況からしたら、車からスーパーの袋かかえて荷物運んでいる人がいて、玄関に荷物がある。これを結び付けて現在この人が運んでいる荷物であるというパズルを完成させるのは難しいことではないはず。

 

すると、よほど「異物」を玄関に置いておくのはよくないことで、「そんなことをするやついるはずがいない」ということかも。

 

ならば・・・そこにロックボックスがあったら・・・捨てられる。撤去される・・のでしょうね。壁にでも接着してそれらしい備品に見えるように仕立てておかないと無理でしょう。

 

だけど、世にはアマゾンはそこに荷物をおいておくという。それはじゃまだと横に蹴るシステムなのか(笑)。油断できないな。

 

だから引っ越しもたいへんだった。「放置」はよくない規範は確かにひしひし感じるので、運搬途中のため置きが難しいのだ。運搬中に車じゃまと鳴らされて、車を急いで移動せざるを得ず、歩道わきに段ボール放置したがひやひやですよね。ほんとそれこそ蹴られてもひっくり返されても文句いえないかも。「きっと今誰かが運んでいるのだ」という日本社会的な読みを誰もしたりしない。ま、いさぎよいけどね。

 

いずれにしても、新入居者(ハンガリー夫妻は明日チェックアウト)が今度はどうやって入ってくるか。わたしは鍵小僧ではないから知らないが、反応しそこなったおかげで、(ある意味正しく)「こいつあてにならないな」と、あてにしてほしくないわけだから、うまくそう認識してもらえたのだろう。きっとカップル入居も短期滞在だろうから(もっと同じような長期滞在者がいるものと思っていたよ)、そのあとまたどうなるか。

 

お、となりC室いるようですね。すごい静かでわからない。あるいは壁が厚く、あるいは防音機能がよいのか。3日に会ったときは、ふたりでいきなりバスに入っていくから、メールに気づく前、Johnの友人によるラブホ扱いかと思っちゃったくらいだよ(会っても変な表情していたから、あ~こんな真昼間日中に人がいるとは思わなかったのかなぁと)。一応2泊以上するようでゲストに間違いない。

 

ってことで、計5人の人間がいま同じマンションの号室に同居しており、5人でひとつのトイレ使うのも忙しいなぁと。トイレ好きの(やや回数が多いので)わたしとしては、いくばくかの不安がありますが、今後の推移も見たいと思います。