zatsu_ten6の日記

ペンシルベニア在外研究、滞在日記

歩くのは大事&ジプシーバス

今回家族が来て、月曜日にレンタカーを返してからは月曜日夕方、火曜、水曜と歩き回った。セントラルパークも南の端に少し入っただけだったのが、まんなかあたりを歩くこともできた。

 

大学からわりに近いわりにまだ行っていなかったリトルイタリー、中華街、ソーホー、ノリータ方面も歩けた。

 

でも実利が一番高かったのは、ほんとあほみたいで今頃大学一番最寄りの地下鉄入口を見つけたことだ。なんで今まで気づかなかったのかというくらい。QやNの南端の入り口がブロードウェイの大学側の舗道に開いており、今までその存在に気づかずに、本当に8thSt.に入口がある中央口からいつも入っていたのだ。それから1,2度、ワシントンスクエアの西側の西4丁目の地下鉄駅も利用したため、そこの北入り口が普段使うことのある9丁目入口のすぐそこだということも発見した。つまりバスターミナルからひとアベニュー歩かなくてもそこからCとかEとかの地下鉄に乗れば、大学近くの駅まで来れるということだ。

 

大体、ひとアベニュー移動してQ、R、Nの地下鉄に乗って8丁目駅まで行っていたわけだが、これも40丁目の外を歩いてブロードウェイまで行って入るという最短ルートを見つけた。昨日はバスが少し混んでいてそれでも大学まで35分で着いたから、混まない時間なら30分で着けるということがわかった。当初45分と見ていたから大分違う。

 

それからおもしろいのは正規のバスでない?ものが走っているということで、Airbnbのアパートへの来方案内をWebで見たときも書いてあって何だか???だったのだが、実際何回も遭遇して乗ることになった。

確かに朝は通常の128、165のバスががんがん連なってくるぐらいすぐアパート近くのバス停にやってくるわけだが、ちょっともう10時くらい、11時くらいになると間隔が開く。そうしてバス停で待っているとNJトランジットのでない、一段小振りのNewYork行と表示したバスが現れたりするのだ。これはNJトランジットじゃないから回数券(一枚2.95$になる)は使えないが、現金$3を降りるときに渡す。さして値段は違わないから早く来たものに乗ればよいのだ。選択肢が多くなるのでバスの利用勝手がいい。これはバスターミナルの中に止まらないから、40丁目の路上にとまるのだがむしろターミナルの奥の2階から階段を使って降りて来る必要がないので便利とも言える。そうしてそのまま40丁目を前進すればわりに早く大学に着くのだ。

 

そう急ぐわけでもないが、朝意味もなく街中ぶらぶらしてもなんなので(散歩に適した場所でないから、ユニオンスクエアあたりと違って)効率的に移動できた方がいい。

 

地下鉄の急行と各駅の仕組みも大体わかったし、ようやくまぁ日常に慣れたという感じ。同じようなことをやる分にはなんの問題もない。これでブロードウェイの見方、10月にたくさんある祭りというのも一応理解したのでなんとかまぁ生きていけるだろう。意外にまだ行っていないのが、日本人街のまんなかで、別段「ラーメン食べたい」とか欲求が今ないので、「日本食=高い」というイメージがあり、お邪魔していない。いずれの課題だ。

 

ちなみに今日の昼には家族が持って来てくれたカレーをレンジごはん炊き器でごはん炊いて食べた。こちらでの初カレー。うまく炊けてよかった(ごはん炊いたのも初めて)。

【覚書】家族のNY旅行その3

9月19日(火)

 

火曜日はこちらがブラウンバッグがあるので、夕方から合流することにした。妻子は自然史博物館に。なんかよくわからないが、宇宙ものもあるらしい。タイムズスクエアに行ってファントムのチケットも妻子がゲット。ホテルの近くを歩いていて見つけたという教会のコンサートに行きたいというので、夕方4時に教会で待ち合わせ。

 

セント・トマス教会の聖歌隊は有名で世界ツアーしたり、CD出してたりするから、生でお目にかかって聴くのはすごい。練習シーンから見れた。礼拝にはいって聖餐式になったところで離脱。

オペラ座の怪人」へ。

マジェスティック劇場は超ロングランの専用劇場ですから、落ちて来るシャンデリア、乗るためのシャンデリア?と、地底の川というか湖みたいな感じを表現するセットなど、豪華セッティングで筋に沿った存分の楽しみが得られます。クリスティーヌの修行の描写が少ないので(まぁ見る方はみんな分かっているから)、入り込みが唐突な感がありますが、演者の歌唱力がすばらしいのでとっても楽しめます。ちょっとファントムの声質が好みとは違いましたがいいです。

 

44丁目は普段の行動範囲なので、行くのは容易でシティキッチンの隣が劇場です。シティキッチンはホテルの2階の位置にフードコートがあってラーメン屋さんやお寿司屋さんが入っています。そういうのはなんなので家族を連れて、シェイクシャックをのぞいたらやはり混んでいるので、普段使っているピザ屋に連れていって、3人で注文分け合って結構堪能しました。

 

9月20日(水)

この日は朝から午前のつきあいで、83丁目のラファイエット・キャンディ・ショップという伝統のお店に行って妻念願のパンケーキを注文しました。わたしはベーコンエッグでコーヒー、妻子はミルクシェークを堪能。後で息子はここの食事の満足度が高かったと言っているようです。でも朝食でひとり2000円です。外食高いよね。

 

それでメトロポリタン美術館に。キャンディショップから歩いてすぐ。わたしは昼過ぎくらいに明日のゼミ発表で離脱しました。でも、結局準備は大体すぐ済んだので、夕食にまた合流すればよかったと思ってます。今日のラインではアイリッシュパブに行きたかった(笑)とあります。残念。

 

わたしも唐突にひとりで寂しくなり、日本を出るときとかそうでもないのになぁ・・・飛行機乗るとかバタバタとタスクが多いからなんかそういうときは思っている暇ないのかなと。引っ越して!とかNYU手続きして!とか、部屋とか、会う曜日とかホントこっち着くと落ち着くまで超バタバタっと事が進むからそれなりにずっと緊張があったりするんですよね。

 

今回は見送りだす立場なので、まぁ翌日がゼミ発表ではあるんだけど、こちらは普段のモードだから、ハッと普段通りにアパートに戻ってしまうとエンタメだった日々がすかーッといきなり終わる寂しさにショックを受けて呆然でしたね。それもあってこれを書いているのですが、木曜はガイドブックが目に入るのもイヤでほんの昨日、一昨日のことなのに想い出すとなんかつらいので見ないように・・・みたいに一日をやり過ごして、幸い発表してトーク聴いたりとか予定はびしっと入っていて、外食で中華を食べ(アパートで一人で個食するとよけい寂しいので)、またまた幸いジョンのリサミが朝に変更になったので朝早くから登校しました

 

ジョンも家族の都合でリサミが早まったのですけど、終わってすぐリサミの部屋に妻子が現れて、なんか自分もがんばろうという気にちゃんとなって、思い出すのがいやだったはずが、もう一度リトルイタリーに行って昼ご飯に牛串を食べてキャナル通りをぶらぶらしてからアパートに帰ってきました。だいぶ気を取り直して、ちょうど住人がチェックアウトしてからになったアパートで風呂に湯をはってのんびり浸かり、やりたい放題のダイニングでのんびりと食事をとり、回復してきました。リサミで必要な発言も少しやったこともよかったです。

 

こんなホームシックめいたことになるとは、ふだん情が薄いw自分なのにびっくりで、確かに早く帰りたいなとも。まぁまだNYは3週間なので、もっと存分にNYを満喫してから帰ります。次は、セントラルパークの動物園に行かなくちゃ。

【覚書】家族のNY旅行その2

ということで到着1日目にいきなりCATS鑑賞で、遊ぶことについては妻のアクティブさはすごいもんである。普段体力がなくすぐ熱を出しているのだが、気力で生きている生き物なので遊ぶような動機づけの高い気合が入る期間は一気にいろいろなことをするのだ(そのあと寝込む)。

それにしても秋はここら祭りが多いのか、土曜日迎えにアパート出るとき音がするなと思っている公園の方を見たら祭りっぽいイベントをやっていた。子ども遊ばせる設備やなんやあって、音楽を大音響でかけていた。気がひかれたが、遅くなるわけにもいかないのでまっすぐ駅に向かったのだ。

 

レンタカーを借りたのは翌日曜日にいっしょの行動をとると決めていたからだ。妻子が遅い夏休みをとれて9月3週に遊びに来ることになったとき、こちらは2週にNYUが始動し軌道にものっていない期間だろうから、最初顔を出さないとまずい機会もいろいろあるのではと怖れて(ペンシルベニアの二の舞をしたくなかった)、またわたしはそうだろうから妻子は勝手に遊ぶので大学に行っていていいよと言われていた。しかし土日は予定が入らなそうだったので確実に付き合えるということで、では日曜日に遠出しようとなったのだ。車を使って、アーミッシュのランカスターに行くか、ボストンに行くかの二択。ランカスターはまるまる一日の必要を思わなかったし、未来の(息子の)留学予定可能性の検討(願い?)という意味を込めて、ボストンの街を見分させておくことにした。

 

9月17日(日) 朝4時半に起きた。予定より早い。支度が整ったので、6時に迎えにいくというより早い時間だが、5時過ぎくらいに車でWeehawkenを出る。日曜早朝で完璧にすいているので、すぐリンカーントンネルを渡ってマンハッタンに。5時半にはダブルツリーのホテル近くに到着。しばらくとめていて安全そうに思ったのでラインをうち、荷物運びを兼ねてホテルの部屋見学に入る。わたしへの差し入れでトランクに詰めてきたものが大袋2個あるのだ。これを車のトランクに積んで6時前に出発。

 

途中、見つけておいたニューヘブン(エール大学がある)近くのWalmartへ。1時間以上買い物する。妻は懐かしがって大喜びである。しかも大好きなハロウィンのセールもやっているので楽しめたようだ。まるでCATSのようなネコのかぶり物があったので気に入って写真を撮ったのはFacebookの方に掲載した。

 

さらに途中サービスエリアで休憩してピザと妻子は好きなプレッツェルを食べ、休憩以外の走行時間は3時間ちょいで11時にボストン入り。午前のうちにボストン美術館に入ることができた。

 

ゆっくり美術館を見たあと、ハーバード大学に行き、大学内を周り、MITの脇を抜けて、ダウンタウンの街中に。車で街中の雰囲気を味わい、古い建物群を眺め、橋をわたり、春に学会があったウォーターフロントベイエリアに。妻の好きな港を堪能して(港育ち。私もだが)、ちょいとファストフード的な店に入り、軽食。昨日から強行軍だったのでちょっとだらだらして、本当は水族館に行く手もあったが、ここは無理せずにまた街中を見て、早めにひけた。が、帰りは日曜帰りの渋滞となり、NYに突入するのにも時間がかかり、夜10時を過ぎてしまった。5時間以上かかっている。ホテルに送り、自分はお土産の荷物を積んでアパートに。11時だとさすがにアパートの前の道路はびっしり車が詰まっていて入れる余地なし。隣の街路の方に入れておいて。大荷物と貴重品だけ部屋に持ち帰った。

 

9月18日(月)

翌日7時半には目が覚めたので、すぐ車を移動。幸いアパート前の位置が空いていたのでそこに移動して、自分もWalmartで買い込んだ尽きかけていた食糧を運び込み(車があるのは貴重な機会)、他に買い物もできるなぁと考えたが、十分あると判断したので少し二度寝してから午後にNewark空港にレンタカーを返しにいった。

 

午前のあいだには、妻子は毎日美術館、博物館に行くと言っていたのでメトロポリタンにでも行っているかと思ったら、エンパイアステートだった(3点買い割引チケットを買ったらしい)。それでお好きなMacy'sで買い物、さらにK-martを見つけて買い物したようだ。こちらへの土産を出すとほぼ2人のトランクは空なので、帰りに詰め込む土産(というかアメリカ買い出し旅行?)をしっかり確保したみたい。

 

で、4時にリトルイタリーで待ち合わせとラインが。

 

大学に行こうかと思って、とりあえずPATHでついWTCの方に。自分も行っていなかったので、妻子が行くと言ったら案内できるように予習しておこうと考え、World Trade Center付近をぶらぶら。ついハンバーガーも公園で買い食いしているうちに、大してもう時間がないなぁと思い、リトルイタリーに向かうことにした。

 

7時からナイトオペラをやっているので、その場所を確認したり、時間の間があるので、3人で路上に拡張しているレストランで早い夕食をとったりして時間を過ごす。ヨーグルトを食べながらステージの様子を見ていたら、日本ほど行列したり、大勢が待ったりはしていないので、椅子を並べ始めたら、そっちに移動してステージから2列目にしっかりすわってよい位置で鑑賞できた。5人がかわるがわる有名どころのシーンの曲を歌うって感じ。スタート前に91周年のこの行事の伝統の意味をスタッフがちょいとユーモアをまじえて説明。スタッフのひとりも歌手なので、途中合いの手で歌ったりで大盛り上がり。初々しい高校生くらいの最近、賞を受けた新人が紹介されて、2曲目にアベマリアを唄い、かなり拍手喝采。やや不安定だが将来楽しみ。

とても美しい声。若手男性バリトンがファントムのシーンを唄ったのに触発されたのか、翌日ファントムとろうかという話に。

 

とにかく妻子は(わたしも)文科(文化)系なので(しかし息子の就職は理科)、東西のものが好きで、ふたりで日本ではお茶、妻は香道、子は能も少しみたいな(家系なので・・?)、西洋にくると美術館、博物館、コンサート、オペラなどに励むのだ(妻子はピアノもずっとやっている)。ベルリンで学会があったときも車でウィーンに走らされてえらい目に遭った。

日中は美術館と買い物、夜はブロードウェイと考えていたようだ。全部完璧にはいかなかったが結局。(天気がちょっと悪く、悪天候に体調が弱いのだ)

 

サン・ジェンナーロ祭りでケーキを買い、ひさびさに甘いものも食べた。こちらもやや興奮で緊張しているのか、フローズンヨーグルト(さましながら)食べても腹をこわさなかった。最後に妻子から「お土産」で健康意識高そうな南部味付けチキンサラダみたいな店のテイクアウトをいただいた。チキンめちゃ辛でした。南部味付けってこんなだっけ??

【覚書】家族のNY旅行その1

最近いろいろ忘れっぽいので、何年か後にまた家族でNYに来ることがあったら、そのための過去記録として今回の旅程を記しておきます。

読みものっぽくなくてすみません。同じような経験をする予定がある人にはちょっと有用な情報にもなるように注意点を含めて書きます。

 

9月16日(土) UA78便 わたしが夏こちらに戻ってきたのと同じ便。成田夕方5時発。EWRに5時あたりに着く。ちょうど時差の13時間を飛ぶことになる。こちらに近いEWRに着く旅程で助かった。

EWRは大きな空港ではないがユナイテッドが成田から直行便を運航しているので(今年羽田からも飛ぶようになるらしい)、空港のある位置はニュージャージー州だが、NYに入る玄関としては意外に使いやすいように思う。自分が西側に住んでいるから思うのかもだが。

 

18:30に空港からレンタカーを借り出す手はず。Thrifty カローラor similar トランク2つとその他大きな荷物が軽く入るもの(実際にはもっと大きな車の提供を期待していた) いろいろな会社で借りたが、Thriftyはよく言えばまじめ。だけど面倒。常にWebで先に申し込んでおくのだが、そこで保険無用としてあったのに勝手に保険をつけられたのは過去Thriftyだけ。他はサービスでその場である大きめの車を剛毅に貸してくれることがあるのに(Dollar,Alamo)、ここはそんなことはない。(ネットで安かったから借りたがあまりよくなかった)

 

早く4時台に着くと予定をラインで言われ、少々早めに出る。14時前にアパートを出て、West Side Ave行き(Newportを経由する)のライトレールに乗り、Exchange Pl.で乗り換え。ここはもう路面電車みたいな感じ。PATH、Newark行に乗り換え。NewarkでNJtransit $8.5 でトレントン行、1駅、Newark Liberty International Airport(EWR)下車。どっち行きか止まるかなど注意。電光掲示板に飛行機マークが出る。それがあればEWRの駅にとまる。わたしがこの駅に初めて来たのは、夏、フィラデルフィアから上りで入ったのだが、「空港の駅!」という感じはしない。アメリカ(ここNY近辺とPenn)では止まる駅についてしつこくアナウンスをしないし、列車によっては電光掲示もないので、ここがどこの駅であるかの確信が日本ほど持ちにくい。運悪く駅の看板も見えない位置にとまったら本当にここがその空港の駅かわからないかも。大きくも派手でもない地味な小さな駅。しかも乗降客は思ったほど多くない。幸いそのときは自分の確信でさっと降りてそのあと、看板を発見して(跨線橋には大々的に書いてある)安心した。ホント小さい駅であることに注意! 9号線をはさんで西北の向こう側(空港から見て)に駅があるので、風景で空港が見えてこないということもある。低空飛行で着陸に入っている飛行機を左手の窓から見ることもあるが。

(注意点)マンハッタンには東側にグランドセントラル駅、西側(34丁目)にこのペンステーションと大きな駅が2つある。ボストンやワシントンなど遠くに行く列車が行きかう駅だ。地下鉄などよりでかい列車が走っている。もともとペンシルベニア鉄道が運営していたので、ペンシルベニア駅というややこしい名前がついているが、もちろんニューヨーク州であってペンシルベニア州ではない。ペンシルベニア鉄道の駅(だった)というくらいの意味か。ややこしいのが次の駅もNewark Penn Station なので、これもニュージャージー州なのでペンシルべニアではない。同じペンステーションという名前で、New York と Newarkと日本語ではカタカタ一字違いでしかない(大学の事務方は勘違いしていた)、日本人にとってはちょっと発音も似たふたつのまるで別のものが近所にあるので要注意なのだ。Newarkは人口上ではニュージャージー州の第1の都市であり(首都は一応トレントン)州の形が佐渡島みたいで、西北部分と南東部分に地域がわかれていて、西北部分はニューヨークに近い郊外となっていて、南東部分はコーストがあり、夏は海水浴などでにぎわう。ペンシルベニア州フィラデルフィアはこの西北側の底の位置に隣接している。西北側にはプリンストンという街もあり、ここにプリンストン大学がさりげなく存在している。ニュージャージー州の大学なのだ。

 

さて、ここからエアトレインに乗り換える。これはヨーロッパとかでよくある大きな空港ではターミナル間をモノレールで移動するものと同じ。特に交通機関に乗り換えるというほど構える必要はない。EWRの駅についたらもうEWRに着いたも同然という感覚だ。だから列車使うのはひとつの便利な方法でもある。比較的時間が正確。ただ、何かで列車が大幅に遅れることはなくはないのでWebで情報に注意。テレビでは交通情報+列車情報+天候情報をやっているチャンネルがある。

 

【注意点】NJトランジットやアムトラック(同じホーム)からエアトレインに移る際、自動改札みたいに切符のQRコードをかざして通過するので列車に乗ったあとも切符は忘れないように(乗るときの改札はないことも、中で時に検札される)。

 

エアトレインでは、2つ目がターミナルCで、多くの日本便はここに到着する。アメリカ国内便と国際便では荷物受取場(Baggage Claim)がしきりで分かれている。国内便の荷物受取場は外から素通りである。出たり入ったりできる。

 

さて、実際に到着は5時を回り、だが無事に会えた。で、P2のレンタカーに。借り出しに少し手間取り(今度は注意して保険いらないと言ったら、住所や電話番号やメアドを書かされてその入力に時間がかかった。なんかあったときの請求先を押さえておきたいのだろう)、予定時間を過ぎる。 7時からCATSを見る予約をしているのでちょっとあせる。

 

で、やはり土曜日、Hollandトンネルに入るまでが混み、6thAveを走っている間は順調だったが、途中早まって8thAveに切り替えたら大渋滞。42ndで家族だけ降りて先に歩き。荷物はトランクに積んであるからOK.だいぶ遅れてこちらは52ndStに止める場所をみつけて、幕間に入場。後半が見れた。この日までがミュージカルウィークで一人分で2人分のチケットが入手できるということをしていたので普段より半額で妻子の分は買えたのだ。到着日で無理無理だが予定をぶっこんだ(妻の意向である)。

 

思わず長くなったので、わけて投稿します。

 

 

 

 

 

 

ラボミーティング初回

学期が始まって、ジョストラボの初ミーティングをやりました。順に自己紹介。いやぁほんとこういうのがないとね。リーハイではとにかく何もないままにただたらーっと始まって、誰だこいつみたいな状態で最初学内歩いているのがちょっと辛かったよ。社会心理教員は紹介があって全部OKだったが、院生はゴードンの授業とっているの以外、たとえゴードンやジル(マイク)についていても誰が誰だかわからない。で、1か月くらいで授業もブラウンバッグもすぐ終わっちゃったし。

 

ほんとアメリカ来るなら9月からだよなぁ、9月~8月のが一番いいのだろうが、いろいろ難しい。

 

ということで、メンバー15名。こんなみんなSJとかポリサイとかやっているのかと驚き。事前にネットで配信していた「protest」に投稿する院生の論文について意見交換。これは社会学系の雑誌なので書き方にコツがあるとジョンは言う。理論の詰め方をより段取りよく積み重ねるようにきちんと。そしてその証拠として・・みたいにデータを付け加え、図表を出して説得力を高めるように進めていく。理論が行き渡っているわけではないので、社会学の人にもわかるよう、この理論はこういうもので、「この理論を組み入れることでどう理解の役に立つのか」←ここ重要 この理論を言う意義みたいのが説得的にわかりやすく説明展開させるということだ。なるほど。

 

心理の範囲内ならわれわれ「これは海外で提唱された理論です」と言えば、なぜそれを使わないといけないかをすっとばした議論が始められてしますものだ(心理学研究など)。しかし、本当はわざわざこの概念、この理論を出してくることで、どう理解や見通しがよくなるのかをちゃんと説明せねばならないだろう。(って指摘を査読でするときもあるが)

 

ぐるっと回った自己紹介、自分の言うべきトピックはメモっておいたので、最後から2人目ということでやや長めになったがそれもOkで、大体言うべきことは全部言えたのでよかった。こういう翻訳しましただけ言い忘れたが。大体満足。

 

SPSPへの参加予定者はプレカンファほとんどポリサイに行くらしい。そうだったのか、すごい。私はJustice and moralityだが。

 

これで一緒にゼミ発表する人も分かったので、メールでも対面でも少し議論して、Googleの文書上で議論を書き加えていくので、適宜参加してやってみることにした。日本でのSJ問題についても聞きたい、付け加えるのもOKということで、M1のマークくんは1回目の発表した人だけど、セクシャルマイノリティへの態度とSJの関係とかに興味があるみたいでワインパーティで話をした。日本じゃオリンピック誘致してから突然政府も音頭とってLGBT対応とか急に進みだしたんだよね~、でもネット上じゃ妙にもうバックラッシュとかあって・・とか話していたら少し事情を知っているみたいで(兄弟がなんと日本で英語教師をしていたことがあるらしい)、意見交換ができた。

 

45分くらいパーティでがんばって英語で雑談を続け、だいぶ疲労してきたところで、清水さんをつかまえて残り15分くらい日本語で立ち話して落ち着いて、その間も中国からのPDも加わってまた英語になったりしたが、国際理論心理学会のときほどひまをかこつことがなかった(同じ会場にいたチリの人と、発表をきいた人と話した以外、あとはほとんど日本人とばかりしゃべっていた)のでパーティとしてもすべりだしがよかった。

 

オランダから来ているPDのマルティンくんは研究室同部屋なのだが、本当に好青年で院生からもすでに慕われているが、よくこちらも話もきいてくれて親切極まりない。ちょっとシャイなところもかわいいやつだが、それも受けているみたいだ。

 

今日のトーク発表もそうだったが、ドイツ系とかオランダ系とかわりにはっきりしゃべってくれるから聞き取りやすくしゃべりやすいよね。現地人では必ず文章を最後まで言わないwというしゃべり方をする人もいて、大体途中まで言って、あいまいに次の文章に行ってしまう。・・・(名詞、あるいは目的語を言わない動詞)なのって、だって・・・みたいな日本語でいえばそういうつなげ方だろうか、これはゼミでもあるのだが、結構きつい、がんばって聞いている。

 

ということで珍しく7時くらいになったので、バスに並ぶのがなんか億劫な気がしてきて(行列を想像すると)、電車周りで戻った。NJを走るライトレールはこういう時間も席がかなり空いていて楽。ただ、ポートインペリアルで降りると、階段143段を上がるのが無理そうなので(明日の予定を考えると自重すべきなので)、一駅向こうのバーゲンラインで降りて歩いた。ゆるい坂も下りになるし、意外に近く10分。JR芦屋から自宅と同じくらいで全然OK.という発見もあってよかったです。 あ~、一日疲れた!

ゼミ2回目

NYUでゼミが始まった。自分のではもちろんない。ジョン・ジョストのだ。

 

受講者が10人ちょい。12人くらいいるか。結構数いるよね。自分の指導の院生だけでなく、いろいろいる。PDも3人いる。

 

で、書いたように次週発表にあたっているわけだが、2回目(発表のある1回目)の今日、どんな風にやるのかがわかるから重要だ。本日の当番2人は2人組となって共同でパワポをつくってきた。かわるがわる話をしている。質問点をいくつか用意して、質問をなげかけ議論。最初の1つめの質問、価値と客観性とは、みたいな話題ですでに延々と議論だ。M1にはいい内容だよね。まずこういうことを心理の研究で押さえておくのは社会心理学ではとりわけよいこと。

 

社会現象では唯一の正解とか、価値フリーなものはないし、客観性も追求しきれるものではない。それを十分わかった上に、「研究」はいかに科学的に行うかが大事だ。社会現象自体は主観的なものなので、立場と定義を定めて、何を検証するか研究上の目的を明確にし、それに対して極力科学的にアプローチする。そういったことだ。現象が主観的だからといって主観性を中心とした研究しかできないってわけではない。発表者は主観的なら質的研究しかできないのではないかと疑問を投げかけていたり、客観的であることを目指してやればいいとM1らしいややナイーブな問いや質問を投げかけていたが、議論により深まっただろうか。

 

20年前のこうしたゼミ、デイビット・ハミルトンのゼミを思い出す。時間のほとんどはやはり議論だった。全員が文献を読み込み、すでに質問を出してきて、当日は集まってそれをネタに議論するのだ。う~ん、記憶もだいぶあいまいだが、言っていることの5割くらいしかわからず、ときどき議論がどこ行っているのか追い付かない場面もあったように思う。その日の調子によってもよく聞き取れたり全然ダメだったりした。

 

それを思えば、今回80%は聞けているから(途中まで90%だなと思っていたが、ひとりわかりにくい発音をする男性がいて、その人の議論のところだけ途中わからなくなったことがあった)、あとは自分がどう食い込むかだ。本日はがんばって5回しゃべって参加したが、最初タイミングをつかめず、思っていたことに近いことを先に言われたり、先にタイミングをとられたりしていたが、途中からがんばって発言をとるようにして、大体言えるようになった。周りより発話スピードが落ちて、一瞬リズムが壊れるから悪いけど、そんなこと言っていたらここでは生きていけないから、せいぜい場数やるなかでこちらの呼吸にも慣れてもらうしかない。

 

今回は価値観、客観性、ドイツイデオロギーマルクスと宗教などかなり得意ネタだったから楽ではあった。

 

さて、来週3人あたっているので、時間があればこそこそとえ~、わたしもつけ加えでこれだけ~とかやってごまかそうと思っていたが(妻子来米中だし)、今日メールで、次はこの3人だからできたら協力して進めてねとメール来ちゃった。名前見てもどこに座っていたどの人が全然わからないw。 あ~めんどう。勝手なパワポならもう半分つくってあるのだが、3人ですり合わせてって・・・そういう作業は苦手だなぁ・・・。どうなるやら。 一人目がメールをよこす様子を待とう。

 

もっと勝手なことを発表するかと思ったら、わりあい今日のはM1だったからかもだが、必須文献に書いてあることの要点を引き出して、質問してきたみたいのだった。ある意味かなり文献に即している。そんなつもりはないから、メールきたら、君ら2人は文献に即しなさい、わたしはそれに付け加えることをスライドの後ろ部分に付け加えよう・・・・これでいくかな!

 

情報のない不安?Noisy Loud Sound!

音!! うるさ~い。隣! ・・・と思った。

 

前に記したようにC室はもともとたぶん家主がリビング的なくつろぎで用いていたもののようだったが、その後覗いたらでも、完全に家主が暮らしていたであろう部屋!って雰囲気のただよう場所であった。自転車もたてかけてあり、大きいデスクもあり、立派なコンポもあり、他よりも立派なもともとあっただろうベッドや家具調度。Airbnbでは現在、デスク付きの大きな部屋という宣伝で出しているようだ。

 

土曜日から韓国?からの2人組がB室に入居し、1週間いるとのこと。来たときに家にいたのであいさつした。午前11時くらい。そのあと、ドアが開いたり閉まったりしていたからよく分かっていないのだが(いまだに)・・。

 

その後C室に人が来た気配はなかったが、午後3時半くらいに、しかし

隣から音が!! うるさいコンポの重低音がして、いくらなんでも重低音は響くからこりゃないだろうと思ったが、どう見ても人の気配がない。ここに来る前に止まっていたホテルが自動で目覚まし代わりにセット状態によってはラジオのスイッチが入る仕組み。タイマーとつないでいたら自動でコンポが入るかも(学生時代自分がそうしていた)。なので、これは人は入居していないのに、「毎日オン」みたいなセットで無人でコンポが鳴っているのではと思った。なにしろC室のドアはずっとそのままの少し戸口が開いた状態のままであるし、中は真っ暗。全く人がいることを想定せず、コンポがオンになっていたら消したらいいやと思って、戸をさらに開くと、真っ暗な中に(カーテンひいているから外の灯りも入らない)もぞもぞとひとりの人が・・・。あ、「Sorry!」ってなことで締めて退散。「人がいたとは!」びっくり。いつの間に入居したんだ。

 

その後、錯覚かもしれないが、トイレに入った人がくしゃみ、甲高いくしゃみで女性かと。結論:隣の部屋に女性が入居した。

 

さて、今日、日曜日、あまり人の気配がしないが、もう2人組は出掛けたのかなと、昼ご飯パスタを茹でて食べ終わり、部屋に戻ると・・12時ちょうどからまた重低音が・・・・。いつまでも消えない。見るとC室のドアが早朝には閉まっていたが、今はいつの間にか開いている。中に人の気配が。

 

しばらくやはりうるさいので、そーっとC室に近づいて行って、「I think the sound is too loud.」と言ってみた。間接依頼だけど十分かと。全く変化なし。むしろしばらくすると強まりさえしてきた。・・????

 

で、家主にメッセージ。隣うるさいんだけど。火曜日に掃除来るっていうから、もしかしてこの隣の人、明日にはチェックアウトするのか?だったらまぁ一日我慢できなくもないけど、本当に壁揺れてるよ! と。

 

しばらく我慢していたが、もともとうるさい音が苦手ということもあり、だんだん苦痛が上昇して、「出かけようか?いや、用もないのに、今日は部屋にいて発表のパワポつくる予定なのに外に行く筋合いなく、それは敗北だ」と思い、思い切って、隣にうるせーぞ!って乗り込んでみました。

 

するとお笑い・・、隣にはあの韓国の二人組が(言って替えてもらったのが、こちらの方が寝心地よさげだから勝手に移ったか・・と思いつつ、ハッと気づく。B室もベッドひとつしかないんだから(そういうご関係である可能性もなくはないし、それならそれでもちろん別にいいけど)、もしかしたら、ふたりでそれぞれB室とC室借りてるのか? だったらなんで火曜日に掃除が来るのか???まぁいいや。いろいろ分からないが。

とにかく、そのときには2人供C室にいて、おれたちもさっきまで寝ていたんだ。これ下から響いていてうるさいよ!と。 赤っ恥かいてというかご迷惑おかけして、ごめんごめんと平謝りして、ここにコンポがあるの知ってたもんだから勘違いしちゃったよと、それで確かに階下から響いている。階下って・・地下室じゃん??

 

じゃぁわたし下に行って様子見て対応してくるから・・と謝りがてら、着替えて(というかフリース羽織って)下に降りると、お~、地下にも1室居室らしきものが!ドアにMy Room なんとか(名前)って3人の名前書いてあって・・ドアを何度かノック。外から音大きいと思うが~と先と同じようなセリフを言ってみてノック。反応なし。う~ん、3人いたら多勢に無勢だし、撃たれたらまずいからここは生きて帰るのが第一目標だから自重するか(十分いろいろやらかしているけど)と。

 

部屋に戻り、「No way~~」とか言っていると、音止まった。やった。

そして家主から返事が:その彼女か彼か滞在しているやつか?こちらから言うが・・・。

 

ごめんごめん、階下からだったよ。ところでメールボックス使えるかな。鍵必要みたいだけど。と話を替えて返信。

 

しかし、隣に誰が入っているかわからないから、こうしたときによけいいらつくんだよね。本当入居予定エクセルがこちらでも見られたらいいんだけど、きっとIT起業家の家主はそんな簡単なシステムではなくて、料金徴収、その結果確認みたいな機能を含ませて情報整理しているに違いない。実験室使用計画みたいに名前なしで色塗りで予定入っているところだけB室、C室塗りつぶした表でも貼ってあったら分かりやすいけど、随時いきなり予約が入るかもしれないのがこの商売だからリアルタイムに見せるならグーグルカレンダーみたいなやつでないとだめだろう。

 

しかし・・女性の声と思ったのは勘違いか。男性でも高い声の人いるし、ましてやくしゃみだからな。

 

アレンタウンのときは隔絶された3階だったから、ときに違う人に出会うがいつチェックインしていつチェックアウトしたか、まして今入ってきたかどうかなど階段にドアもついていたから下のことはまるで分からず平和だった。やはり! 失ってわかる利点ってやつ。同居者がいても3階と2階で階が違えば本当に気になる程度が全く異なる。評判にも書かれている「薄い壁」で隔てられた両側2室。常に微妙にいたりいなかったりの世界で気にしないようにしようと思いつつも自動モードでつい気にしてしまうことに。それはキッチンやトイレでの行動にも反映する。NYUのMLでSublet情報も盛んだが、ルームメイト(使うBRは別)というのもより安定するからいいのかもしれないし、うっとうしいかもしれない。

 

いずれにしてももう少しゆっくり様子見をして、12月15日からの予定をどうするか考えてみよう。Airbnbを見ていると25万くらいで思い切って(相場より安い)、マンハッタン内ひとり独占個室単戸ってやつを予約してもいいなと食指が動いたけど、まぁいろいろ情報仕入れてまだしばらく考えよう。

 

そしてこの大音響、明日以降もやんでいるといいのだが。火曜日はBrownBagで大学に行くが、明日はアマゾンの本受け取りでさらに家に居続けるからなぁ。