zatsu_ten6の日記

ペンシルベニア在外研究、滞在日記

さあ、帰るぞ

アトランタに回って参加したSPSP。最終日となり、あしたフライトで日本に向かう。

 

今回は食事がすごく堪能できたのがよかった。

 

中身については、ちょっと変化を感じた。4月にボストンでやっていたSAS(感情科学会)などのせいか、脳神経の発表が減ったようで、感情神経科学あたりのセッションは昔よく出ていたのだが減った印象。Emotionもポスターはそれなりに盛んでEmotion Regulationのセッションはあるが、以前より感情関係も減った印象。林立する学会で分かれつつあるかもしれない。今、パーソナリティも別学会あるし、そうするとSPSPはわりに純粋に社会心理学に特化しつつあるのかという感じ。しかも社会問題を扱った現実的なテーマも増えている印象がある。どうだろうか。社会心理としては現実的なテーマで積極的に貢献を探るのはよいことであると思う。

 

自分の領域近辺だから見に行っているのかもしれないが、偏見やマイノリティ、集団間関係は多い気がする。

 

さて、最近は日本心理学会などに行っても海外に行ってももともと故郷の薄い研究人生になっているせいで(元の教育心理学科を離脱しているし、社会心理学専攻で元来の意味で同学年というのがいないし、最近はN、Kもいなかったりするので、うっかりすると一人で浮いてしまう。従来なんとか一橋グループにくっついて~とかいう方略を使っていたが、社心でも最近ははぐれて、下手するとひとり、弟子のSと二人で飯とかがあった。

 

今回は、行く前にSさんからKさんと会いたい、呼んでねと言われていいたこともあって気を強くして、自分から積極的に集まりを模索する方略にした。

 

初日はまさに首都大にくっついて行かして~みたいな感じだったが、2日目、3日目は自分で積極的に声をかけて集まりを形成して、晩餐を多くの方々で楽しめた。よかった。

M先生がいるとつい、どう音頭をとるか様子見をして、そこに参加させてもらいますという風下のスタンスをとることが多いのだが、今回M先生がいなかったこともあり、自分で飲み会やろうよ、やろうよという感じでもしかして迷惑被った人もいるかもしれないが(気を遣わせたかもしれないが)、人が集まってくれて楽しめてよかった。やはりもう少しこうして積極的に動いた方がいいのかもしれない。研究人生余生も長くないから遠慮していても仕方ないしなぁ。

 

そして、自炊生活では、カップヌードルや缶詰が活躍する質素な生活をしていたが、最後!ということで、アメリカいた割に、そうは食べなかったステーキや肉系のものをこの3日間ずっと食べられて幸せです。最後にアメリカ!って感じの食事を堪能できて(2日目はトルコ料理だけどw)ホントよかったです。

 

そして、検査で壊れたトランクの替えも幸い、ピーチトリーセンターのショップで安い$120のわりにしっかりしてそうなものが入手できて、なんとかなった。荷物も詰め替えたし、さてちゃんと朝起きて帰るだけだ!

 

アメリカ(ペンシルベニア、途中からニューヨーク)滞在日記もそのタイトル通りからは終わる。

形をかえて、前から実はもっているはてなブログを拡張して続けるかどうか分からないけれども、書く癖がついたのならば、そして在外研究が終了してもまだ生活のなかで時間のゆとりがいくらかでもあるならば、日常の思うところの日記みたいのがときどきでも続けられたらいいなと思っている今の心境です。

 

お付き合いいただいている方、ありがとうございます。

 

今後在外研究を考えている方にはもっと実質的な情報も詳細に掲載したらよかったなと思いましたが、自分なりにある程度は記録を残した(けれど必要情報はたぶん検索はしにくい、関係ないこともたくさん書き過ぎたので)かなと思います。